January
The 99th Emperor's Cup
Vissel Kobe 2-0 Kashima Antlers
古橋が見せる、ディフェンスラインの裏を突く動き出しに対応できない鹿島。反対に鹿島はセルジーニョが中盤まで下りてきて起点を作ろうとするが、有機的な攻撃にはつながらず、孤立するような状況。後半はサイドに人数を割いて活路を見出そうとするが、神戸が要所を締めて失点を許さない。サイドを崩されて喫した前半の二失点は鹿島にとってあまりにも大きかった。脅威を感じさせなかった鹿島。タレントと戦術に差を感じさせる内容。
2019/20 FA Cup
Liverpool 1-0 Everton
マージーサイド・ダービーでリヴァプールでのデビューを飾った南野。大幅にメンバーを入れ替えたチームに対し、エヴァートンは主力で固める。結果を残すには難しい状況だったが、可もなく不可もないパフォーマンスを披露。ボールの扱いや呼び込む動きに改善の余地は見られるが、豊富な運動量に裏打ちされた前線からのプレスは先発でも途中出場でも、あらゆる局面でオプションとして起用できる可能性を示したと感じる。このレベルではそれでも十分な気もするが、さらに上を目指すのであれば、目に見える結果を早々に出したい。リヴァプールはディフェンスラインでの連携不足、共通理解の欠如からか、裏のスペースを突かれることが多く、再三の決定機を与えるが、アドリアンが好セーブによって難を逃れた。この一試合の中でも目に見えて成熟していったリヴァプール。前線からのプレス、中盤の距離感と相互補完の動きが洗練され、後半は完全にペースを握った。ジョーンズは完璧とも表現できるゴールを叩き込み、価値ある勝利を手繰り寄せた。
AFC U-23 Championship Thailand 2020
Syria 2-1 Japan選手を導くべき監督の手腕がいかに大切かが伝わる試合内容。相手を押し込んで、前掛かりになってボールを持っていない選手がディフェンスラインの裏にあるスペースに走り込んだり、狭いエリアで起点を作ろうとしたり、崩そうとする意図は見えるが、それら点の動きが線として結び付いていない。大きく空けたスペースを突かれたカウンターもリスクに対するケアはできていたのだろうか。過酷な環境面は考慮すべきだが、シリアを相手にどう勝つのか、それ以上にチームとしてどう戦うのか、拠り所が見られず、森保のインタビューも抽象的な話ばかり。球際や気持ちの強さを意識するのは当然の話で、それらを敗因にしてはいけない。アウトプットにつなげることができなかったのは監督の責任。別のチームではあるが、二年前のワールドカップで見られた前線と中盤の出し入れ、前線からのプレスとそこから上積みがないことも、それすらも失われてしまった姿を見るのは非常に残念だ。
2019/20 Premier League
Liverpool 2-0 Man. United
円滑な攻撃を作り出すリヴァプールの流動的なポジションチェンジが印象的。ヘンダーソンがディフェンスラインに下りてボールを引き出す。フィルミーノが中盤に下り、マネが中央に入る。空いた左サイドのワイドにはロバートソンが走り込む。ディフェンスラインからの対角線のパスが面白いように通るが、各選手が有機的に動くことによってスペースが生まれることがよく分かる。守備でも中盤の三選手が猟犬のごとく相手に食らい付き、スペースと時間を奪う。負傷しているにせよ、控えにケイタ、ファビーニョ、ミルナーがいる中盤の選手層の厚さは驚異的。マンチェスター・ユナイテッドは現時点でできることはやったと感じる。ただ、リヴァプールに比べると再現性の低い、独力に任せた攻撃では勝利できる可能性は皆無に等しい。
The 99th Emperor's Cup
Vissel Kobe 2-0 Kashima Antlers
古橋が見せる、ディフェンスラインの裏を突く動き出しに対応できない鹿島。反対に鹿島はセルジーニョが中盤まで下りてきて起点を作ろうとするが、有機的な攻撃にはつながらず、孤立するような状況。後半はサイドに人数を割いて活路を見出そうとするが、神戸が要所を締めて失点を許さない。サイドを崩されて喫した前半の二失点は鹿島にとってあまりにも大きかった。脅威を感じさせなかった鹿島。タレントと戦術に差を感じさせる内容。
2019/20 FA Cup
Liverpool 1-0 Everton
マージーサイド・ダービーでリヴァプールでのデビューを飾った南野。大幅にメンバーを入れ替えたチームに対し、エヴァートンは主力で固める。結果を残すには難しい状況だったが、可もなく不可もないパフォーマンスを披露。ボールの扱いや呼び込む動きに改善の余地は見られるが、豊富な運動量に裏打ちされた前線からのプレスは先発でも途中出場でも、あらゆる局面でオプションとして起用できる可能性を示したと感じる。このレベルではそれでも十分な気もするが、さらに上を目指すのであれば、目に見える結果を早々に出したい。リヴァプールはディフェンスラインでの連携不足、共通理解の欠如からか、裏のスペースを突かれることが多く、再三の決定機を与えるが、アドリアンが好セーブによって難を逃れた。この一試合の中でも目に見えて成熟していったリヴァプール。前線からのプレス、中盤の距離感と相互補完の動きが洗練され、後半は完全にペースを握った。ジョーンズは完璧とも表現できるゴールを叩き込み、価値ある勝利を手繰り寄せた。
AFC U-23 Championship Thailand 2020
Syria 2-1 Japan選手を導くべき監督の手腕がいかに大切かが伝わる試合内容。相手を押し込んで、前掛かりになってボールを持っていない選手がディフェンスラインの裏にあるスペースに走り込んだり、狭いエリアで起点を作ろうとしたり、崩そうとする意図は見えるが、それら点の動きが線として結び付いていない。大きく空けたスペースを突かれたカウンターもリスクに対するケアはできていたのだろうか。過酷な環境面は考慮すべきだが、シリアを相手にどう勝つのか、それ以上にチームとしてどう戦うのか、拠り所が見られず、森保のインタビューも抽象的な話ばかり。球際や気持ちの強さを意識するのは当然の話で、それらを敗因にしてはいけない。アウトプットにつなげることができなかったのは監督の責任。別のチームではあるが、二年前のワールドカップで見られた前線と中盤の出し入れ、前線からのプレスとそこから上積みがないことも、それすらも失われてしまった姿を見るのは非常に残念だ。
2019/20 Premier League
Liverpool 2-0 Man. United
円滑な攻撃を作り出すリヴァプールの流動的なポジションチェンジが印象的。ヘンダーソンがディフェンスラインに下りてボールを引き出す。フィルミーノが中盤に下り、マネが中央に入る。空いた左サイドのワイドにはロバートソンが走り込む。ディフェンスラインからの対角線のパスが面白いように通るが、各選手が有機的に動くことによってスペースが生まれることがよく分かる。守備でも中盤の三選手が猟犬のごとく相手に食らい付き、スペースと時間を奪う。負傷しているにせよ、控えにケイタ、ファビーニョ、ミルナーがいる中盤の選手層の厚さは驚異的。マンチェスター・ユナイテッドは現時点でできることはやったと感じる。ただ、リヴァプールに比べると再現性の低い、独力に任せた攻撃では勝利できる可能性は皆無に等しい。
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