Football Match Reviews for November

November
2019 J.LEAGUE YBC Levain Cup, 4-5 PSO
Hokkaido Consadole Sapporo 3-3 Kawasaki Frontale決勝らしからぬ、派手な撃ち合い。カウンターが冴えを見せる札幌。川崎はじっくりとボールを回しながら、間隙を突こうとする。札幌の福森が印象に残る。左サイドから精度の高いクロスを送り、得点を奪ったセットプレーでも、川崎に脅威を与え続けた。川崎は小林が投入されて以降、前線に流動性が生まれ、有機的な攻撃につなげる。突き放しては追い付き、逆転の応酬。最後の最後まで、ドラマチックな試合内容が損なわれることはなかった。

2022 FIFA World Cup Qatar Qualifiers
Kyrgyzstan 0-2 Japan
相手に決定機を何度も与えたが、権田のセープによって救われた日本。以前から気になることとして、このチームのプレーから「大方針」のようなものが感じられない。掲げているものはあるのかもしれないが、それが見えにくい。ワールドカップからの上積みが感じられず、何かに挑戦しているような雰囲気もない。淡々と時は過ぎるが、どこを目指しているのだろう。

2019 AFC Champions League
Al Hilal 1-0 Urawa Red Diamonds
意図した戦略かは不明だが、とにかく耐えようとする姿勢が伝わる浦和の守備。攻撃に転じた時のアイデアに乏しく、可能性を感じない。後半に入ってからはノーチャンス。点差以上の完敗。試合内容を見れば、一点で済んだことは勝利に値する。気候も味方する、ホームの声援をどこまで力に変えることができるか。厳しい戦いになることは間違いないが、攻守にプランを感じさせる戦いをしてもらいたい。

2019 AFC Champions League
Urawa Red Diamonds 0-2 Al Hilal
浦和にとっては正に完敗。初戦で感じた差はホームの声援では埋められず、準備も功を奏すことはなかった。ビルドアップは機能せず、アルヒラルにパスコース誘導されてボールを失い続けた。個で打開することもできず、無闇なロングボールによる相手のミス待ちでは活路を見出せない。落ち着いてボールを回し、狙いを持って浦和が空けたスペースを突いてくることに埋めようのない完成度の差を感じた。

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