第二次世界大戦のダンケルクの戦いを描いた『Dunkirk』、異なる三つの時間軸を別々に描き、交差させる設定は監督であるクリストファー・ノーランらしさを感じさせる意欲的な描写だと感じました。ただ、スクリーンに映し出されるストーリーは地味であり、単調です。戦闘を必要以上に劇的に描くことの是非は置いておいて、淡々としたその流れを決して面白くは感じませんでした。戦闘を真正面から描いた作品で言えば、ストーリー性も臨場感も惨さも『Black Hawk Down』に自分は軍配を上げます。自分がイギリス、フランス、ドイツ人であれば、捉え方も違っただろうと思います。
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