『村上さんのところ』の中で村上春樹と質問者との間で交わされる、時に軽妙な、時に真理を突くような切実さを持った対話が興味深いです。印象に残った言葉が多くあり、子への向き合い方として「親が自分を磨くこと」、「自分とは自分の姿勢や考え方の中にある」、「身銭を切る」ことの大切さ、「優雅に生きることが一番の復讐」、「論破が得意なことは頭の良さを測る指標ではなく技術だ」、物事の解決は「時間」によってなされることが多い等、飄々としていながらも、芯の強さを感じさせる筆者の言葉に共感を覚えました。田中一村の美術館にも足を運んでみたいと思いました。
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