Football Match Reviews for January

January
952.
AFC Asian Cup UAE 2019
Japan 3-2 Turkmenistan
トルクメニスタンはコンパクトな守備ブロックを作り、日本に攻撃のスペースを与えない。柴崎から入る縦パスがなかなか通らない。相手を考え、彼のパートナーは冨安ではなく、もっとパスを出せる選手でもよかったのでは。そんな状況が続き、アマノフの強烈なロングシュートでトルクメニスタンが先制。攻守が切り替わり、ディフェンスラインを引き過ぎて、フリーな状況を作ってしまった。高い気温のせいもあるのか、日本は身体が動いていないように感じる。後半は対角線のロングパスから左サイドの原口が起点となり、攻撃が活性化する。その勢いで逆転にも成功するが、単調な攻撃とカウンターに対するリスクの管理は改善すべき課題。

953.
AFC Asian Cup UAE 2019
Oman 0-1 Japan
南野が前線で動き回り、チャンスを引き出す。フリーで決定機を迎えることも多かったが、決め切れずに終わってしまう。大迫の代わりに先発した北川はチームに絡めず、存在感を発揮できなかった。与えられたPKは甘く、長友のハンドが見逃されたり、日本にとっては幸運が続いた。吉田はキャプテンになっても、危なっかしい動きが散見される。相手の強度が上がった時に、チームがどう変化するのか見てみたい。

954.
AFC Asian Cup UAE 2019
Japan 2-1 Uzbekistan
決勝トーナメントへの進出を決めている日本は北川を残し、他の選手を全員入れ替えた。森保が監督に就任してから、乾にとっては初の試合。攻撃ではボールを前に運び、ペナルティエリア付近ではクイックネスを生かしてチャンスを演出する。さすがの動きだと感じさせられる。ウズベキスタンに先制を許した場面は槙野と三浦が後手を踏む。Jリーグの甘さが露見されるようなシーン。武藤が久しぶりにゴールを決め、塩谷が意外性のある一発を叩き込む。どこか弛緩した空気も漂う試合ではあったが、サブのメンバーによってチームに勢いを与えた勝利と言える。

955.
AFC Asian Cup UAE 2019
Vietnam 0-1 Japan
前線に構える北川のところで流れが止まってしまう。その他にも選手間の距離が遠く、攻撃がつながらない。柴崎と遠藤の役割分担ももう少しクリアにすれば、中盤から前線へのパスがつながり、ベトナムのカウンターも阻止できるのでは。後半に入って改善が見られた日本。前線の運動量が増え、ボールの出し入れから、前を向いて攻撃を仕掛けるシーンが増える。「甘い」VARの判定にも助けられ、最終的には勝利したが、イランなどの強豪を相手にどこまで通用するのか見てみたい。守備は冨安の安定感が光る。あと、森保は北川の何に期待して、トップのポジションに抜擢しているのだろうか。本人にとっても不慣れに見え、意図が分からない。

956.
AFC Asian Cup UAE 2019
Iran 0- 3 Japan
昨夏のワールドカップで内容の伴う試合を見せたチーム同士による、アジアの頂上決戦。日本は選手間の距離も適度に保たれ、良いリズムで試合に入る。イランはボールを奪い、前線のアズムンを目掛けてロングボールを出し、そこから攻撃につなげる狙い。吉田と冨安が落ち着いた対応を見せる。その流れから、イランに与えたセットプレーやロングスローで押し込まれるが、ここも無難に処理する。そんな展開が続く中、カウンターから南野が抜け出し、ペナルティエリアの近くで倒れ、イランがノーファウルを主張する間にプレーを続行。クロスへとつなげ、大迫のヘディングがイランのゴールネットに突き刺さる。その後も日本のショートカウンターが冴えを見せる。さらに二点を奪い、終わってみれば3-0の圧勝。冨安はベテランのような安定感を見せた。

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