『Extremely Loud & Incredibly Close』

『Extremely Loud & Incredibly Close』、世界中のどんな人にも物語があり、不条理で立ち直ることが難しい難題を抱えているということを分かりやすく描いた良作です。目に見える結果が得られなかったとしても困難な状況においても前進することや挑戦することの大切さを再認識させてくれます。家族、特に親と子のつながりの心温まる描写が印象に残りました。アメリカ同時多発テロ事件が起きた2011年に上映された作品であり、その事件に関わった人たちにとっては言葉以上に心に残る作品となっているのではないでしょうか。オスカーを演じたトーマス・ホーンの演技が自然でありながら、ただただ圧倒的です。万人受けする作品ではありませんが、しっかりと心に焼き付く作品です。

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