『インフェルノ』、『ダ・ヴィンチ・コード』を読んで以来、久しぶりにダン・ブラウンの作品を読みました。序盤から繰り広げられる圧倒的な展開の数々は主人公であるロバート・ラングドンが追手から逃走し、真実を追い求める冒険に読者も身を置いているようです。ダンテ・アリギエーリの存在も聞いたことはありましたが、本作に出会わなければ、ここまで詳細を知ることはなかったでしょう。ヴェネツィアに舞台を移してからは展開が急過ぎるように感じ、集中が途切れたのも事実です。歴史の裏に隠された謎解きも興味深いのは確かですが、そもそも題材を知らないため、頭に入ってきませんでした。全体的に「悪くはない」といった感想を持ちました。
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