『雨天炎天-ギリシャ・トルコ辺境紀行』

村上春樹の『雨天炎天-ギリシャ・トルコ辺境紀行』、その名の通り、村上春樹がカメラマンも含めて数名と旅が記された旅行記です。この作品を読んでいなければ、アトスについて調べることもなく、トルコについてもイスタンブールを中心とした都会以外に目を向けることもなかったと思います。とても軽やかに、気楽な印象を文体からは受けますが、想像以上にハードな旅であったと感じます。カメラマンも同行したのであれば、もう少し現地で撮影した写真を見てみたかったと思いました。

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