『Rogue One: A Star Wars Story』、ディズニーに権利が移ったことを象徴するような、商業的なスピンオフ作品として、個人的には前向きに捉えていませんでした。ただ、高い評価を受けていることが分かり、見た後はその評価も十二分に納得できます。単純な「正義と悪」ではなく、名もない、等身大の登場人物たちがそれぞれの大義や責任を抱え、葛藤しながらも懸命に生きる姿は他のエピソードにはない、人間の真理を突いた力強いメッセージ性を秘めています。また、フォースの描写がリアリティに溢れ、とても丁寧であり、『Star Wars』シリーズへの制作スタッフのリスペクトを感じます。フォースを安売りしたとさえ感じられる『Star Wars: The Last Jedi』、『Star Wars: The Force Awakens』とは一線を画す作品です。『Star Wars: Episode IV A New Hope』につながるラストの数分はファンにとってはたまらず、それだけでも一見の価値があります。
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