『Star Wars: The Last Jedi』

『Star Wars: The Last Jedi』、『Star Wars: The Force Awakens』から約二年ぶりに披露された『Star Wars』シリーズの最新作は客層を問わず、万人が楽しめる作品として仕上がっていると感じました。ただ、個人的な感想としては「平均点」、「可もなく不可もなく」といった印象です。マーク・ハミルが演じるルーク・スカイウォーカーの復活、ジェダイとしてのレイの成長と進化、光と闇との間で揺れ動くカイロ・レンの葛藤等、十分に見応えがあります。しかし、いずれの展開も想像を超えることはなく、冒頭から結末まで、特に大きな進展が見られず、停滞感が否めません。様々なストーリーが絡み合い、雑で散漫な印象も受け、必要とされるサプライズや「深み」が不足気味です。