『カエルの楽園』

現代の日本を鋭く風刺した、百田尚樹の『カエルの楽園』、日本が国際社会において置かれた、特異な状況をカエルの国に置き換えて、分かりやすく説明しています。実質はスチームボート(アメリカ)によって守られるナパージュ(日本)、ウシガエル(中国)の台頭を機に、国内でも今後の国としての指針が議論されますが、デイライトに象徴される左派のマスコミによって世論が操作され、国益が損なわれてしまう様子を描いています。悪いシナリオではありますが、そういった現実を誰しもが分かる形で提示した価値はとても大きいと感じました。インターネットが発展し、若い世代を中心に意見を言いやすい環境が作られてきた昨今、今後の日本がどういた道を進むのかを考える上で、様々な人に読んでもらいたい一冊です。

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