Football Match Reviews for June

June
2016/17 UEFA Europa League
Ajax 0-1 Man. United
果敢に中央突破を何度も試みるアヤックス。マンチェスター・ユナイテッドの中盤と守備陣が何度も跳ね返し続ける。突破されても要所は締める。このサッカーをやらせたら、モウリーニョの右に出る者はいないというほどの得意な形。先制にも成功し、アヤックスをどんどんと追い込む。後半開始早々にCKからムヒタリヤンが鮮やかなオーバーヘッドを決めてさらに突き放す。アヤックスは頑ななまでに中央突破にこだわるが、単調な攻撃に終始。起伏に乏しい試合展開、マンチェスター・ユナイテッドはミッションを達成した。

2016/17 UEFA Champions League
Juventus 1-4 Real Madrid
今季のチャンピオンズリーグの決勝戦にふさわしいカードが実現。序盤はユヴェントスのペース。前線からのプレスでレアル・マドリードを押し込む。ただ、ナバスの好セーブもあり、失点を許さない。そんな流れの中、レアル・マドリードのカウンターが炸裂。お手本のような崩しからクリスティアーノ・ロナウドがストライカーとしての役割を果たす。ただ、これで終わらないのがこの試合の面白いところ。マンジュキッチの超絶なオーバーヘッドが決まり、試合を盛り上げる。後半は前半とは打って変わり、レアル・マドリードがユヴェントスを圧倒。カゼミーロのスーパーゴールで突き放し、クリスティアーノ・ロナウドが仕留めて勝負あり。正に神出鬼没。得点に特化したその動きは相手チームにとっては最大の脅威。ボールを前に運び、タメを作って散らすイスコの存在も大きい。チャンピオンズリーグ二連覇の偉業は意外な形で幕を閉じた。

2018 FIFA World Cup Russia Qualifiers
Iraq 1-1 Japan
CKから大迫がヘディングで合わせて、先制に成功した日本。その後はボールをイラクに持たれる時間も増えるが、体力の消耗を抑えながら、時計の針を進めていく。PKの判定が妥当なプレーを見逃されたのは残念。決定機を作りながらも、決め切れなかったのは痛い。そんな中、守備陣のミスから痛恨の同点ゴールを奪われる。結果に関しては仕方のない部分もあると思うが、その前にここまで過酷な環境でのプレーを強いられた選手たちがいたたまれない。こういったことを回避することも、長い目で見れば、日本サッカーの成長につながると思う。

FIFA Confederations Cup Russia 2017
Russia 1-0 New Zealand
全体的に見れば、ロシアが優位に試合を進めた。ニュージーランドとは地力の差を感じる。ただ、攻守に違いの作れる、絶対的な選手が欠けていることも確か。左サイドのジルコフが懐かしい。

FIFA Confederations Cup Russia 2017
Russia 0-1 Portugal
ポルトガルがクリスティアーノ・ロナウドのヘディングで早々に先制。ゲレイロの正確なクロス。ロシアは後半は特に良いところまでボールを運ぶが、その後のアイデアに欠ける。ベルナルド・シウバはセンスの塊のような動き。

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