Football Match Reviews for April

April
2016/17 Bundesliga
Dortmund 3-0 Hamburg
ドルトムントが試合を支配。デンベレやオーバメヤンら推進力のある前線の選手たちが相手を攻め立てる。前を向く意識が強くなった香川。効果的なパスを何度も通し、攻撃陣を牽引。ハンブルガーSVは見せ場を作れず。中盤から前線にボールをほとんどつなげなかった。

2016/17 Bundesliga
Bayern 4-1 Dortmund
バイエルンの完勝。全ての面でドルトムントとの間に確かな力の差を感じる。バイエルンは全てのポジションに一流の選手が集い、その選手たちが有機的な連動を見せる。特に右サイドは圧巻。ロッベンが試合を支配したと言っても過言ではない。そのドリブルとラームとの見事なコンビネーションから相手を何度も切り裂き、タメで攻撃に緩急を付けて攻撃をリード。コマンやダグラス・コスタが控えていると思うと、その選手層の厚さも凄まじい。ドルトムントはデンベレとオーバメヤンを目掛けたカウンター狙い。その前にバイエルンの前線からのプレスに四苦八苦。数少ない決定機も生かせず。メンバーを欠いていたとしても、ダメージが残る敗戦。

2016/17 UEFA Champions League
Juventus 3-0 Barcelona
ユベントスは盤石の戦い。神出鬼没のディバラ、そのフィニッシュ力は天賦の才。稀有な存在として輝きを放った。バルセロナはユベントスの分厚く、粘り強く、老獪な守備を最後まで崩せず。守備ブロックに終始押し返されていたような印象。二度の決定機を生かせなかったことも痛く、次戦に向けて状況は厳しい。

2016/17 UEFA Champions League
Dortmund 2-3 Monaco
前のめりに攻めるドルトムント。ただ、つなぎのリズムは悪く、ボールを奪われ、中盤に空いた広大なスペースを突いてモナコにカウンターで攻め込まれる。PKは救われたが、前半の2失点は似たような形。選手を入れ替え、ドルトムントも息を吹き返す。選手間のバランスが改善。シャヒンがボールを落ち着かせ、プリシッチが推進力をもたらす。各選手の役割が明確になり、ゴールに迫る回数が増える。押せ押せの状況の中、ピシュチェクが痛恨のミスから3点目のアウェーゴールを献上。終盤に香川の素晴らしい動きから巻き返しの一点を奪うが、反撃はここまで。ほとんどの失点がミス絡みなだけに、モナコの良さ以上にドルトムントの拙さが目立った試合。

2015/16 UEFA Champions League
Atlético 1-0 Leicester
攻めるアトレティコ・マドリード、守りを固めるレスター・シティ。レスター・シティの前線からのプレスをいとも簡単に、何度も突破する。高い技術、華麗なパスワークが随所に見られる。アトレティコ・マドリードが圧倒した前半。ラッキーな形でPKも与えられ、リードを奪う。後半からディディが中盤の底に入り、守備が安定。次戦に望みをつないだ形。

2016/17 UEFA Champions League
Bayern 1-2 Real Madrid
極上の戦い、レベルの高さが存分に伝わる。バイエルンがボールを持って攻め込む時間が長い。CKからビダルのヘディングで先制、リードを奪う。PKも与えられ、一気にリードを奪うかに思われたが、ビダルがまさかの失敗。劣勢だったレアル・マドリードはクリスティアーノ・ロナウドの一撃で同点に追い付く。カルバハルの矢のような高速ピンポイントクロス。マルティネスの退場もあり、流れは一気にレアル・マドリードに傾く。流れに乗り、追加点もまたいとも簡単に決めてみせる。ノイアーがいなかったら、大差が付いていてもおかしくなかった。試合展開に、とても余裕を感じさせる、レアル・マドリード。

2016/17 UEFA Champions League
Leicester 1-1 Atlético
素晴らしい雰囲気に包まれたスタジアム。レスター・シティはこの勢いに乗りたいところ。前回の試合よりはゴールに迫る機運が見られる立ち上がり。しかし、アトレティコ・マドリードが見せる出足の鋭い守備によって、前線と中盤が分断される。アウェーゴールを奪われることへのリスクにも対処する必要がある。それにしても、アトレティコ・マドリードの上手さが際立つ。要所を押さえて、重要なアウェーゴールもしっかりと奪う。改めて、力の差を感じた前半。後半からフォーメーションを変えたレスター・シティ。3バックでウィングバックを配す。中盤にスペースが生まれ、サイドから敵陣深くまで攻め込む回数が増える。同点ゴールも生まれ、その後は何度も決定的なチャンスを作るが、フィニッシュに精度を欠く。大健闘のレスター・シティ。チャンピオンズリーグの舞台に戻れる日がくることを願いたい。

2016/17 UEFA Champions League
Monaco 3-1 Dortmund
後方からのビルドアップが安定しないドルトムント。モナコの前線からのプレッシャーを受け、自陣に押し込まれるような展開。その流れから先制点を献上。痛恨の失点。追加点も許し、窮地に追い込まれる。4バックにしてからはビルドアップが安定。ただ、モナコの守備陣を崩せず。ロイスのゴールで一矢は報いるが、カウンターから追加点も許し、万事休す。ミス絡みで敗れた前回の試合が本当にもったいなく、3バックを採用したトゥヘルの采配にも疑問が残る。

2016/17 UEFA Champions League
Real Madrid 4-2 Bayern
序盤から両者が互いのゴールに攻め入るスリリングな展開。レバンドフスキのPKを口火にその後は点の奪い合い。スタイルは変わったが、クリスティアーノ・ロナウドの決め切る力は凄まじい。ビダルの退場後は粘り強く耐えていたが、クリスティアーノ・ロナウドに同点ゴールを奪われてからは万事休す。守備の集中も決壊し、最終的には大差が付いた試合となった。超一流のチーム同士による見応えのある攻防戦。

2016/17 Bundesliga
Leverkusen 1-4 Schalke
決定機も作り、良い入り方をしたレバークーゼン。しかし、ベンタレブに鋭い縦パスを通され、先制点を許す。その後も守備が緩く、セットプレー等から追加点を奪われ、突き放される。後半に一点は返すが、攻守にちぐはぐな印象。まとまりが感じられない。ベンタレブの技術の高さ、柔らかい動きが際立った。

2016/17 Bundesliga
Dortmund 0-0 Köln
開始からケルンの守備陣を攻め立てるドルトムント。両サイドバックも高い位置を取り、分厚い攻撃。ただ、決定機は作るが決め切れず。後半に入ると守備を固めるケルンを相手にチャンスも作れず。全体的に見れば、とても動きの少ない試合。

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