Football Match Reviews for December

December
2016 MEIJI YASUDA J.LEAGUE Championship
Urawa Red Diamonds 1-2 Kashima Antlers
素早いスローインから先制に成功した浦和。興梠がピンポイントでミートしたボレー。その後も縦への素早い攻撃で浦和がペースを握る。後半に入って鹿島も反撃。こちらも手数を掛けず、遠藤の突破から金崎が執念の同点ゴール。その後もカウンターから鈴木が裏に抜けてPKを奪って逆転。槙野の拙い守備。鹿島が果たした下克上、安定した勝負強さは健在。一方の浦和は圧倒的に有利な状況から優勝を逃した。負けられない一戦でまたしても見せた勝負弱さ。

2016/17 Premier League
Leicester 4-2 Man. City
マンチェスター・シティの不安定さが終始目立った。特に守備陣はGKも含めて、壊滅状態と言っても差し支えのない内容。全体的に反応が遅く、ビルドアップもままならない。あれだけスペースを与えたら、ヴァーディにやられるのは当たり前。攻撃でも相手が予測し得る、単調な攻撃が最後まで続いた。

FIFA Club World Cup Japan 2016
Real Madrid 4-2 Kashima Antlers
モドリッチのシュートが跳ね返ったところをベンゼマが押し込み、あっさりと先制するレアル・マドリード。ただ、鹿島もカウンターでは落ち着いてボールを回して相手のゴール前まで攻め込み、防戦一方の感は全くない。そんな中で柴崎が才能の片鱗を見せる2ゴールを叩き込む。相手のミスもあるが、その落ち着きと積極性は素晴らしい。攻めながらも、鹿島の守備を相手にどこかいなされ続けたレアル・マドリード。延長戦に入ってクリスティアーノ・ロナウドが意地を見せるが、薄氷の勝利。鹿島は大健闘、落ち着きのある戦いはレアル・マドリードを相手にしても十分に通用した。

2016/17 Premier League
Arsenal 1-0 West Brom
ペナルティエリアの端から個人技、パスワーク、フリーランニングで相手の守備陣を崩そうとするアーセナル。今に始まったことではないが、各選手が見せる高い技術と連動した動きは本当に美しい。だが、とても繊細で強度に欠けるのも事実。勝負所で脆さが垣間見えるのもアーセナルの特徴。ジャカは長短のパスで攻撃を組み立てる、特にロングパスは今までのアーセナルにはないバリエーションのように感じる。サンチェスはチャンスメイクにフィニッシュと、存在感抜群。後半に入ってペナルティエリアを目掛けたボールが増え、土壇場にはなったが、ジルーの決勝点の勝利をもぎ取る。

2016/17 Premier League
Southampton 1-4 Tottenham
サウサンプトンは理想的な立ち上がり。セットプレーからファン・ダイクがヘディングで先制。その後も前線から猛烈なプレスを仕掛けて、トッテナムを圧倒。それだけに、気が緩んだような失点はもったいない。トッテナムが同点の勢いをそのままに、ペースを握って前半を終える。後半に入っても流れは変わらず、CKからケインの鋭いヘディングがゴールに突き刺さって逆転。PKを失敗し、さらに突き放すことには失敗するが、終盤のカウンターによる二ゴールで勝負あり。トッテナムは力の差を見せつけた。

コメント