幼少期の過酷な体験をトラウマとして引きずる頭脳明晰な天才、ウィル・ハンティングが妻に先立たれた過去を持つ不運の心理学者、ショーン・マグワイアとの交流を通じて徐々に心を開く様子を描いた『Good Will Hunting』。天賦の才を持ち合わせながらも、その才能を使って自分の幸せを、そして、他人にも幸せを分け与えることもできないウィル。ありのままの自分を見せることの難しさと同時に素晴らしさも改めて実感できる作品です。現実を受け入れること、そこから前を向く勇気を持つこと、誰にでも共通するような、そんな深いテーマが描かれていると感じます。若かりしマット・デイモンが主人公の影を見事に演じ切っています。
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