Football Match Reviews for November

November
2016/17 UEFA Champions League
Tottenham 0-1 Leverkusen
プレスと速攻に特徴を持った両チーム。中盤での攻防が激しく、なかなかゴール前まで辿り着かない。トッテナムがボールを持つ時間が徐々に増える。しかし、守備のミスが目立ち、レバークーゼンに決定的なチャンスを何度も作られる。後半の失点もミスから。チャンピオンズリーグの戦いに慣れていないか。

2016/17 Premier League
Chelsea 5-0 Everton
チェルシーの独壇場。エヴァートンを完全に自陣に押し込む。前線の選手たちが精力的に走り回り、スペースとパスの選択肢を作り出す。アザールは昨季とは見違える出来。ボールを運び、守備陣を切り裂き、チャンスを作り、ゴールも決める。攻撃の中心。アロンソ、ルイス、カンテ等、補強も適材適所。守備の安定感が格段に向上。速攻も遅攻も、前からプレスを掛けても引いて守っても強い。この「万能感」が素晴らしい。久しぶりにかなりのレベルにある良質なサッカーを見た印象。

2016/17 Premier League
Arsenal 1-1 Tottenham
ハイレベルなノース・ロンドン・ダービー。速攻、コンビネーションによる崩し、改めて見てみると、似たような特徴を持つアーセナルとトッテナム。試合内容もほぼ互角。エリクセン、ケイン、孫興民と並ぶ前線に勢いと破壊力をより感じる。

2018 FIFA World Cup Russia Qualifiers
Japan 2-1 Saudi Arabia
日本にとっての大一番。大迫と清武が躍動。前線に縦パスが何度も入る。起点がしっかりとでき、そこからスムースに攻撃が展開される。守備では球際も強く、しつこく粘り強さが見られた。前掛かりになったところで相手にチャンスは作られるが、確かな進歩。原口の豊富な運動量はチームの攻守に大きく貢献。チームにとっての「あるべき」姿を体現している。香川と本田が外れ、前向きな変化が感じられる。今後の分岐点となり得る試合。

2016/17 Premier League
Man. United 1-1 Arsenal
両チームともにシュートまでなかなか持ち込めない。前半の終わりにマタが惜しいチャンスを作ったくらい。あまり動きのない試合内容。後半に入り、マンチェスター・ユナイテッドはスローインから素晴らしい崩し。エレーラが縦横無尽に動き、スペースとボールを運ぶ。バレンシアの突破に頼った攻撃から、全体的に攻守に動きが生まれる。特にアーセナルは後半に入っても改善の兆しは見られず。相手に中盤を封じられたとも言えるが、最後の最後で粘りのゴール。低調な内容から、勝ち点を拾ったアーセナル。優位に進めながらも、勝ち切れなかったマンチェスター・ユナイテッド。

2016/17 UEFA Champions League
Leicester 2-1 Club Brugge
レスター・シティは落ち着いた試合運び。絵に描いたようなカウンターから岡崎の見事なフィニッシュ。その後も速攻と遅攻を織り交ぜながら、ゲームをコントロール。力の差は歴然。だが、後半はクラブ・ブルッヘも反撃。ディフェンスラインの裏を何回も突き、イスキエルドが強烈な一撃。緩慢な動き目立つ、後半のレスター・シティの守備陣。いつ同点に追い付かれてもおかしくはなかったが、相手にも助けられ、逃げ切りに成功。岡崎がチャンピオンズリーグに先発デビューしたことは感慨深い。

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