『東京ブラックアウト』

『原発ホワイトアウト』に続く、若杉洌の『東京ブラックアウト』。現実をベースとしたフィクションとして、起こる出来事の数々と悪の連鎖は日本の統治機構の問題点に鋭く切り込んでいます。国の将来を見据えず、既得権益を持つ企業や個人はここまで利己的にビジネスを進められるものかと驚きます。誇張してはいますが、リアルさを感じることに、作品としての強さと面白さを感じます。

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