December
2015/16 Barclays Premier League
Tottenham 0-0 Chelsea
エリクセン、ケイン、孫興民が動き回り、流動的にチャンスを作り続けるトッテナム。ダイアー、デンベレ、メイソンが中盤で全体のバランスを意識し、役割分担も的確。チェルシーはコスタが抜け、前線が活性化。運動量と流動性が増し、以前よりも攻撃に可能性を感じさせる。後半は時折のチャンスを別として、両チームともに相手の強力なプレスと守備を前に膠着気味。ただ、レベルは高く、見応えのある攻防であることは間違いない。
2015/16 Lega Serie A
Napoli 2-1 Internazionale
イグアイン、インシーニェ、カジェホンの前線が驚異的。スピード、運動量、技術のレベルが高く、互いに動いてスペースを効果的に使い合うようなスムースな連携を見せる。守備でも中盤も含めて前線からのプレスでインテルに時間と自由を与えない。前半はこのハードワークでナポリの一方的な展開、長友も退場に追い込まれる。後半は疲れもあってか、反対にインテルは数的劣勢を感じさせない内容。前線にスペースが生まれ、リャイッチやペリシッチのスピードとドリブルが生きる形に。カウンターに対してもハードワークをいとわない、安定感のある守備陣が対応。終盤には数多くのチャンスも作り出すが、僅差でナポリが逃げ切る。攻守に見所が多い試合。
2015/16 Bundesliga
Wolfsburg 1-2 Dortmund
序盤は圧倒的にドルトムントのペース。守備の押し引きが絶妙で、選手間の距離も均等。プレスも含めて、ヴォルフスブルクはボールを前に運べない。後半は一転してヴォルフスブルクの猛攻。サイドチェンジを多用して、ピッチを広く使って空いたスペースを有効に利用。ロングボールからドストのヘディングで活路を見出す。逃げ切りに失敗したドルトムントだが、香川が値千金の決勝ゴール。組み立てから前線への飛び出しも含めて、素晴らしい。展開が目まぐるしく、面白い。
2015/16 Barclays Premier League
Swansea 0-3 Leicester
スウォンジ・シティの前半はかなり低調な内容。攻撃ではサイドからの可能性を感じないクロスばかり、中盤でボールを失うこともしばしば。両サイドバックの上がったスペースを何度も突かれて、決定的なチャンスを作られ続ける。リスクを負わない守備と手数を掛けない攻撃、レスター・シティの戦い方は変わらず。後半に入ってボールをつなぎ始めるが、崩すまでには至らないスウォンジ・シティ。レスター・シティの中盤はオルブライトン、カンテ、ドリンクウォーターと攻守に堅実な選手が多い。ボールをつなぎ、前に運ぶ。ハードワークもできる。
2015/16 UEFA Champions League
Wolfsburg 3-2 Man. United
攻めが単調なマンチェスター・ユナイテッド。選手間の距離が遠く、個人技任せでチームとして戦っているメリットが感じられない。点は奪うが、ヴォルフスブルクのセットプレーに守備も押し切られる。ウェルベック、エルナンデス、ディマリア、ラファエウ、香川等、この試合の勝利に貢献できたであろう選手たちを放出し、試合運びに苦しんでいるのを見るのは残念。ファン・ハールのせいばかりでなく、類稀なる才能を持った選手たちを生かせないのは、個人技任せの攻撃を推奨するチームの伝統のせいでもある。
2015/16 UEFA Champions League
Chelsea 2-0 Porto
チェルシーはらしさを見せた、ソリッドな試合運び。守備から入り、カウンターからポルトを攻め立てる。攻守にハードワークも見られ、ポルトの攻撃陣を完封。改めて、豊富な運動量を持ち味とした堅実なサッカーが強みだと感じる。
2015/16 UEFA Champions League
Olympiacos 0-3 Arsenal
圧倒的に不利な状況の中、きっちりと勝利したアーセナルはさすが。オリンピアコスもリアクションの速さを見せるが、アーセナルは浮き足立つことなく対応。サイドから複数の選手が絡む攻撃や、豊富な運動量と短いパスをつなぐスタイルは相変わらず。勝負所で強さを見せた。
2015/16 UEFA Europa League
Dortmund 0-1 PAOK
圧倒的にボールを支配して攻めるドルトムント。PAOKにカウンターから隙を突かれて先制を許す。ポジショニング、運動量、プレーの精度と、モチベーションも影響してか、普段とは少しの差を感じる。
FIFA Club World Cup Japan 2015
Club América 1-2 Guangzhou Evergrande
敗れはしたが、試合を終始支配したクラブ・アメリカの戦い方が印象的。各選手が高い技術、特に前線の選手たちは速さと俊敏性を備えているが、それ以上に相手の意表を突く術、試合の流れを読んで的確に進める力を感じる。メキシコのチームではあるが、南米の選手が多く、サッカーの経験値の高さが伝わる。そのクラブ・アメリカを凌駕した広州恒大、エウケソン、グラール、パウリーニョ、于漢超、郜林等、高さ、強さ、速さを兼ね備えた選手たちが見せる攻撃も迫力十分。チャンスを多く作りながら、試合を決め切れなかったクラブ・アメリカの隙を突いた形。
2015/16 Bundesliga
Dortmund 4-1 Frankfurt
フランクフルトの中盤3枚がバイタルエリアのスペースを消し、攻撃の組み立てに苦しむドルトムント。フメルスが上がり、ディフェンスラインの背後にあるスペースに飛び出し、縦パスを合わせる形で攻略。香川が入ってこの勢いがさらに加速。引いた相手もじっくりと崩せるのが今季の強み。
2015/16 Barclays Premier League
Leicester 2-1 Chelsea
ヴァーディとマーレズの強烈な個性が光る攻撃、守備はリスクを負わず、全員がハードワークで食らい付く。終盤はセスクも入り、前線への圧力を強め、チェルシーが押し込むが、複数の選手が常に囲い込むような粘り強い守備はレスター・シティの強み。
2015/16 Bundesliga
Köln 2-1 Dortmund
CKから先制はするが、全体的に間延びした感のあるドルトムント。選手間の距離が遠い。後半はケルンに一方的に攻められる展開。攻守の切り替えが速く、手数を掛けずゴールに向かう動きがドルトムントを苦しめる。前線のフィニッシュの動きが雑で救われた場面も多いが、ミスも重なって逆転を許す。全体的に動きが重く、ドルトムントは目を覆いたくなるほどの低調な内容。
2015/16 Barclays Premier League
Everton 2-3 Leicester
両チームともにロングボールを放り込むのが目立つ。エヴァートンは前線までボールを運ぶが、レスター・シティの守備陣を崩せないことが多い。反対にレスター・シティは手数を掛けず、強みであるヴァーディとマーレズを生かして先行していく。このチームのハードワークは本当に好印象。
2015/16 Barclays Premier League
Liverpool 1-0 Leicester
リヴァプールはボールを奪われた後の寄せが本当に速い。複数の選手が一気に囲み、レスター・シティの中盤に自由を与えず、試合を作らせない。リヴァプールはスピードに欠ける相手センターバックの裏のスペースを突き、チャンスを作ろうとする。特点は異なる形から生まれたが、縦横無尽に幅のある攻撃を見せる。フィニッシュに課題は残すが、完勝と言っていい内容。策が的中。
2015/16 Barclays Premier League
Tottenham 0-0 Chelsea
エリクセン、ケイン、孫興民が動き回り、流動的にチャンスを作り続けるトッテナム。ダイアー、デンベレ、メイソンが中盤で全体のバランスを意識し、役割分担も的確。チェルシーはコスタが抜け、前線が活性化。運動量と流動性が増し、以前よりも攻撃に可能性を感じさせる。後半は時折のチャンスを別として、両チームともに相手の強力なプレスと守備を前に膠着気味。ただ、レベルは高く、見応えのある攻防であることは間違いない。
2015/16 Lega Serie A
Napoli 2-1 Internazionale
イグアイン、インシーニェ、カジェホンの前線が驚異的。スピード、運動量、技術のレベルが高く、互いに動いてスペースを効果的に使い合うようなスムースな連携を見せる。守備でも中盤も含めて前線からのプレスでインテルに時間と自由を与えない。前半はこのハードワークでナポリの一方的な展開、長友も退場に追い込まれる。後半は疲れもあってか、反対にインテルは数的劣勢を感じさせない内容。前線にスペースが生まれ、リャイッチやペリシッチのスピードとドリブルが生きる形に。カウンターに対してもハードワークをいとわない、安定感のある守備陣が対応。終盤には数多くのチャンスも作り出すが、僅差でナポリが逃げ切る。攻守に見所が多い試合。
2015/16 Bundesliga
Wolfsburg 1-2 Dortmund
序盤は圧倒的にドルトムントのペース。守備の押し引きが絶妙で、選手間の距離も均等。プレスも含めて、ヴォルフスブルクはボールを前に運べない。後半は一転してヴォルフスブルクの猛攻。サイドチェンジを多用して、ピッチを広く使って空いたスペースを有効に利用。ロングボールからドストのヘディングで活路を見出す。逃げ切りに失敗したドルトムントだが、香川が値千金の決勝ゴール。組み立てから前線への飛び出しも含めて、素晴らしい。展開が目まぐるしく、面白い。
2015/16 Barclays Premier League
Swansea 0-3 Leicester
スウォンジ・シティの前半はかなり低調な内容。攻撃ではサイドからの可能性を感じないクロスばかり、中盤でボールを失うこともしばしば。両サイドバックの上がったスペースを何度も突かれて、決定的なチャンスを作られ続ける。リスクを負わない守備と手数を掛けない攻撃、レスター・シティの戦い方は変わらず。後半に入ってボールをつなぎ始めるが、崩すまでには至らないスウォンジ・シティ。レスター・シティの中盤はオルブライトン、カンテ、ドリンクウォーターと攻守に堅実な選手が多い。ボールをつなぎ、前に運ぶ。ハードワークもできる。
2015/16 UEFA Champions League
Wolfsburg 3-2 Man. United
攻めが単調なマンチェスター・ユナイテッド。選手間の距離が遠く、個人技任せでチームとして戦っているメリットが感じられない。点は奪うが、ヴォルフスブルクのセットプレーに守備も押し切られる。ウェルベック、エルナンデス、ディマリア、ラファエウ、香川等、この試合の勝利に貢献できたであろう選手たちを放出し、試合運びに苦しんでいるのを見るのは残念。ファン・ハールのせいばかりでなく、類稀なる才能を持った選手たちを生かせないのは、個人技任せの攻撃を推奨するチームの伝統のせいでもある。
2015/16 UEFA Champions League
Chelsea 2-0 Porto
チェルシーはらしさを見せた、ソリッドな試合運び。守備から入り、カウンターからポルトを攻め立てる。攻守にハードワークも見られ、ポルトの攻撃陣を完封。改めて、豊富な運動量を持ち味とした堅実なサッカーが強みだと感じる。
2015/16 UEFA Champions League
Olympiacos 0-3 Arsenal
圧倒的に不利な状況の中、きっちりと勝利したアーセナルはさすが。オリンピアコスもリアクションの速さを見せるが、アーセナルは浮き足立つことなく対応。サイドから複数の選手が絡む攻撃や、豊富な運動量と短いパスをつなぐスタイルは相変わらず。勝負所で強さを見せた。
2015/16 UEFA Europa League
Dortmund 0-1 PAOK
圧倒的にボールを支配して攻めるドルトムント。PAOKにカウンターから隙を突かれて先制を許す。ポジショニング、運動量、プレーの精度と、モチベーションも影響してか、普段とは少しの差を感じる。
FIFA Club World Cup Japan 2015
Club América 1-2 Guangzhou Evergrande
敗れはしたが、試合を終始支配したクラブ・アメリカの戦い方が印象的。各選手が高い技術、特に前線の選手たちは速さと俊敏性を備えているが、それ以上に相手の意表を突く術、試合の流れを読んで的確に進める力を感じる。メキシコのチームではあるが、南米の選手が多く、サッカーの経験値の高さが伝わる。そのクラブ・アメリカを凌駕した広州恒大、エウケソン、グラール、パウリーニョ、于漢超、郜林等、高さ、強さ、速さを兼ね備えた選手たちが見せる攻撃も迫力十分。チャンスを多く作りながら、試合を決め切れなかったクラブ・アメリカの隙を突いた形。
2015/16 Bundesliga
Dortmund 4-1 Frankfurt
フランクフルトの中盤3枚がバイタルエリアのスペースを消し、攻撃の組み立てに苦しむドルトムント。フメルスが上がり、ディフェンスラインの背後にあるスペースに飛び出し、縦パスを合わせる形で攻略。香川が入ってこの勢いがさらに加速。引いた相手もじっくりと崩せるのが今季の強み。
2015/16 Barclays Premier League
Leicester 2-1 Chelsea
ヴァーディとマーレズの強烈な個性が光る攻撃、守備はリスクを負わず、全員がハードワークで食らい付く。終盤はセスクも入り、前線への圧力を強め、チェルシーが押し込むが、複数の選手が常に囲い込むような粘り強い守備はレスター・シティの強み。
2015/16 Bundesliga
Köln 2-1 Dortmund
CKから先制はするが、全体的に間延びした感のあるドルトムント。選手間の距離が遠い。後半はケルンに一方的に攻められる展開。攻守の切り替えが速く、手数を掛けずゴールに向かう動きがドルトムントを苦しめる。前線のフィニッシュの動きが雑で救われた場面も多いが、ミスも重なって逆転を許す。全体的に動きが重く、ドルトムントは目を覆いたくなるほどの低調な内容。
2015/16 Barclays Premier League
Everton 2-3 Leicester
両チームともにロングボールを放り込むのが目立つ。エヴァートンは前線までボールを運ぶが、レスター・シティの守備陣を崩せないことが多い。反対にレスター・シティは手数を掛けず、強みであるヴァーディとマーレズを生かして先行していく。このチームのハードワークは本当に好印象。
2015/16 Barclays Premier League
Liverpool 1-0 Leicester
リヴァプールはボールを奪われた後の寄せが本当に速い。複数の選手が一気に囲み、レスター・シティの中盤に自由を与えず、試合を作らせない。リヴァプールはスピードに欠ける相手センターバックの裏のスペースを突き、チャンスを作ろうとする。特点は異なる形から生まれたが、縦横無尽に幅のある攻撃を見せる。フィニッシュに課題は残すが、完勝と言っていい内容。策が的中。
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