『勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』

梅原大吾の『勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』は過去からプロ・ゲーマーとして生きる現在までを振り返りつつ、著者自身の人生や生活に対する思いや価値観が詰まったストレートな言葉の数々がとても印象的です。異端であることの不安やその道を選んだことに対する迷い、自分自身を貫き通す意志の強さ、多くの体験や挫折を経験しながらも、著者の人間としての「芯」が太くなったことが伝わり、成長を続ける姿勢に共感を覚えました。言葉で捉えると決して難しいことではないかもしれませんが、考え抜いて本質的な努力とは何かを探り、それを継続することがどれだけ困難かも同時に感じます。読者の生活に異なる光を当てて、活力を与えるような力強い作品です。

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