『The East』では環境テロリズム、民間企業が利益の追求することによって生まれる環境破壊や健康被害、民間企業によるスパイ行為、これらの事柄が淡々と映像して流れます。批判的であり、中立的でもある、主人公であるサラ/ジェーンを演じたブリット・マーリングはその事実を巧みに体現したかと思います。多くのシーン、特にサラ/ジェーンの心理的葛藤を描いた場面では、音楽、空間、時間、背景等、感情豊かに丁寧に表現していることが印象的でした。一方で、潜入捜査官が感じるであろう「切迫感」がブリット・マーリングの表情から読み取れず、若干の違和感を感じました。
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