2015 Copa Américaの決勝を見ていて感じたこと。優勝したチリを見ていて、ハリルホジッチが日本に求める「球際の強さ」や「積極的なチャレンジ(縦パス)」を世界レベルに押し上げるには相当に追い込まなければ難しいということ。
日本は恵まれない体格と足元の技術を引き合いに出されて、メキシコを手本にするべきという論調を過去に目にしたことがある。レベルは上がるが、イニエスタや全盛期のシャビも耳にした。身長では、サンチェスやバルディビア等、チリもその部類に入る。
チリには世界でも指折りの突出した選手はいない(捉え方によっては、サンチェスやビダルは当てはまるかもしれないが)。その各選手がディフェンスラインから前線まで、確かな技術とハードワークのできるフィジカルを併せ持っている。パス自体の速さ、時間や「意味」を持ち合わせたパス(下手なバックパスに逃げない)、頻繁に動いてスペースを作る運動量、前線でボールを受けた際に確実にタメを作れる身体の強さ、好守の切り替えの速さ、メッシから自由を奪った連動したしつこい守備、目に付いた良さを挙げるだけでも、これだけある。
本題だが、ここで安易に「チリができるなら、日本もできる」という流れで捉えてもらいたくはない。「球際の強さ」や「積極的なチャレンジ(縦パス)」をチリやメキシコと戦えるレベルに引き上げることは並大抵の作業ではないという気がした。単純に球際で強く当たるということではなく、勝負を有利に持ち込むために前の段階で一歩をいかに速く踏み出せるか、ボールを奪われてもしつこく粘れるか。勝負は球際の前にもあるし、後にも続く。
得点を奪わなくては、勝利を奪えない。ただ、守備をないがしろにすることもできない。チリが見せるサッカーに好感を持つのは、基本に忠実でありながらも、リスクを冒して戦おうとする姿勢にあると感じた。そして、本能のレベルでサッカーにおける間合いや流れの大切さを知っているということ。
日本は恵まれない体格と足元の技術を引き合いに出されて、メキシコを手本にするべきという論調を過去に目にしたことがある。レベルは上がるが、イニエスタや全盛期のシャビも耳にした。身長では、サンチェスやバルディビア等、チリもその部類に入る。
チリには世界でも指折りの突出した選手はいない(捉え方によっては、サンチェスやビダルは当てはまるかもしれないが)。その各選手がディフェンスラインから前線まで、確かな技術とハードワークのできるフィジカルを併せ持っている。パス自体の速さ、時間や「意味」を持ち合わせたパス(下手なバックパスに逃げない)、頻繁に動いてスペースを作る運動量、前線でボールを受けた際に確実にタメを作れる身体の強さ、好守の切り替えの速さ、メッシから自由を奪った連動したしつこい守備、目に付いた良さを挙げるだけでも、これだけある。
本題だが、ここで安易に「チリができるなら、日本もできる」という流れで捉えてもらいたくはない。「球際の強さ」や「積極的なチャレンジ(縦パス)」をチリやメキシコと戦えるレベルに引き上げることは並大抵の作業ではないという気がした。単純に球際で強く当たるということではなく、勝負を有利に持ち込むために前の段階で一歩をいかに速く踏み出せるか、ボールを奪われてもしつこく粘れるか。勝負は球際の前にもあるし、後にも続く。
得点を奪わなくては、勝利を奪えない。ただ、守備をないがしろにすることもできない。チリが見せるサッカーに好感を持つのは、基本に忠実でありながらも、リスクを冒して戦おうとする姿勢にあると感じた。そして、本能のレベルでサッカーにおける間合いや流れの大切さを知っているということ。
コメント
コメントを投稿