『The Girl Who Kicked the Hornets' Nest』は『The Girl with the Dragon Tattoo』のように、沈鬱な雰囲気の中で繰り広げられる、事件の核心に迫る謎解きや心理描写が見応えを感じさせてくれる作品です。『The Girl Who Played with Fire』を見ていないため、細かい事件の背景、特に公安警察がリスベットや関係者を強行に抹殺しようとする理由を十分に感じられていない感はありましたが、十分に楽しませてくれる完成度の高さがあります。不幸な過去を背負ったリスベットですが、ミカエル、アニカ、病院の医者等、周囲の人々に助けられ、徐々に心を開いていくことも示唆に富んでいますし、何よりもノオミ・ラパスの演技表現が素晴らしい。法廷のシーンで生まれるカタルシスは必見です。
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