June
Bundesliga Relegation 2015
Karlsruher 1-2 Hamburg
カウンターから攻めるカールスルーエ、ポゼッションからサイドに開き、クロスから活路を見出そうとするハンブルガーSV。ボールを持つ時間は長いが、崩しの意図が見えない時間帯が続く。アウェーゴールが響き、ハンブルガーSVにとっては重苦しい展開。後半は構図がより鮮明に、ロングボールを後方からどんどんと放り込む。ショートカウンターから先制したカールスルーエだが、人数を掛けたシンプルな攻撃に徐々に押し込まれ始める。ボディブローのような一連の流れから、FKによって貴重な同点ゴール。延長戦に入って落ち着いたが、終盤にあれだけの人数を掛けた崩しを見せたハンブルガーSVは面目を保った。
2014/15 UEFA Champions League
Juventus 1-3 Barcelona
前線からプレスを仕掛けて、ペースを握ろうとするユベントスの立ち上がり。ワイドにピッチを使い、自分たちの流れを作るバルセロナ。先制点で見せた長短の緩急による崩しは見事。好守の切り替えも速い。ユベントスもシュートで終わる機会もあり、ノーチャンスではないが、バルセロナを崩すまでには至らない前半。後半は前線からの守備への意識が強まった感のあるユベントス。試合のポイントはユベントスの守備陣がバルセロナの攻撃に対してどこまで粘れるか、ポグバを中心に中盤でどこまでタメと起点を作れるか、テベスとモラタにどこまで前を向いてボールを預けられるかの3点。そういった意味では、同点ゴールは正にその形であり、守備から逆算して試合を考えるユベントスの象徴的な戦い方。ただ、少ないチャンスをものにできなかった。一方で同点には追い付かれたが、カウンターでも遅攻でも、独力でも個人でも相手を崩せるスアレス、ネイマール、メッシの3トップはやはり凄まじい。
KIRIN CHALLENGE CUP 2015
Japan 4-0 Iraq
柴崎は中盤と前線をつなげるリンクマン、攻撃の組み立て役として隔世の感。ザッケローニの時代から変わらないが、香川の最適な生かし方、試合によってムラが生まれることは改善できないか。もっと言うと、日本代表で以前にドルトムントで輝いていたような香川の姿は見たことがない気がする。ザッケローニ、アギーレの時代と「縦に速い攻撃」、「ラインを全体的にコンパクトに保つ」→「素早い好守の切り替え」、そこに「球際の強さ」が強調されたような印象。ボールを奪われた後に複数の選手で相手を囲む意識の強さを感じた。アジア相手には十分に計算できるが、強豪を相手にどこまで通用するか見てみたい。好守に強さは欠けることは否めず、強みである敏捷性をどこまで戦術に落とし込めるかが見物。
2018 FIFA World Cup Russia Qualifiers
Japan 0-0 Singapore
攻撃の運動量、間受け、積極的な縦パスが少ない。後半に入ってゴールを脅かすようなシュートが増えるが、硬さは否めない。スペースを作る動きやミドルシュート等、崩しの工夫がここまで感じられないのも珍しい。課題がこのタイミングで出たのは不幸中の幸いか。極端に引いてくるアジアの国々を相手にいかに得点するか、その戦いを極めながら、堅守速攻の戦い方も磨いてもらいたい。
UEFA EURO 2016 European Qualifiers
Wales 1-0 Belgium
ボールを持って押し込むベルギー、守備ブロックを作ってカウンターから活路を見出そうとするウェールズ。ナインゴランのお粗末なバックパスからベイルがしっかりと決めて先制。後半にルカクが入り、ベンテケも含めてシンプルにサイドからクロスを狙う形。ボールを支配されながら、決定機を作られなかったウェールズの守備の強さは素晴らしい。タメとボールを前に運ぶことができ、決定的なチャンスを作り出せるベイルという飛び道具に、強い守備が合わさった好チーム。
2015 Copa América
Brazil 0-1 Colombia
ブラジルの弱体化が印象的。特に攻撃陣に厚みが感じられず、ネイマール頼み。
FIFA Women's World Cup Canada 2015
Japan 2-1 Netherlands
崩しの過程がスムースな日本。後方からの縦パスも、サイドからも、複数の選手が絡む分厚い攻撃を披露。ただ、チャンスの割にシュートが枠に飛ばない。オランダはカウンターと背後へのロングボールから活路を見出そうとするが、決め手に欠ける。後半に入ってオランダも前線にボールを運べるようになって盛り返す。イーブンな展開の中、日本の2点目の崩しは見事。日本の特徴である足元の技術と運動量が出ている。
2015 Copa América
Argentina 0-0 Colombia, PSO 5-4
攻めるアルゼンチン、守ってカウンターを狙うコロンビア。メッシ中心の攻撃ではあるが、アグエロ、ディマリア、パストーレと絡む攻撃陣は魅力的、どこからでも崩せる。コロンビアは前半はゴール前にボールを運ぶこともままならない。守備は粘り強い。アルゼンチンは多くの決定機を生かせず、PK戦で決着。終わってみれば薄氷の勝利。
FIFA Women's World Cup Canada 2015
Australia 0-1 Japan
高い技術、豊富な運動量によって生まれる、複数の選手が絡んだ分厚い攻撃、効果的なポジションチェンジ、好守の切り替えも速く、日本の持ち味を存分に発揮。前掛かりになって空いたスペースをドリブルで突かれることもあったが、守備も堅く、要所を締めた。宇津木は好守に利いていて、物凄い存在感。
2015 Copa América
Chile 1-0 Uruguay
ボールを持って攻めるチリ、守備ブロックを作り、カウンターを狙うウルグアイ。派手さはないが、南米らしい、技術の高さが感じられる攻防。チリの中盤は圧倒的で、特にバルディビアのパスにセンスの高さが感じられる。ウルグアイの守備もごディンを中心に相変わらず堅い。
2015 Copa América
Chile 2-1 Peru
拮抗した立ち上がりだっただけに、サンブラーノの退場が残念。その後はチリがボールを支配するが、ペルーもゲレーロとファルファンがカウンターからチャンスを作る。特にゲレーロのスピードと強さが驚異的、単独で打開できる。特にチリに感じられることだが、引いた相手を崩す工夫、スペースを作る動き、パスやドリブルも交えて、技術の高さを本当に感じる。その中でバルガスが決めた2点目のような飛び道具もあり、物凄いレベルの高さ。
Bundesliga Relegation 2015
Karlsruher 1-2 Hamburg
カウンターから攻めるカールスルーエ、ポゼッションからサイドに開き、クロスから活路を見出そうとするハンブルガーSV。ボールを持つ時間は長いが、崩しの意図が見えない時間帯が続く。アウェーゴールが響き、ハンブルガーSVにとっては重苦しい展開。後半は構図がより鮮明に、ロングボールを後方からどんどんと放り込む。ショートカウンターから先制したカールスルーエだが、人数を掛けたシンプルな攻撃に徐々に押し込まれ始める。ボディブローのような一連の流れから、FKによって貴重な同点ゴール。延長戦に入って落ち着いたが、終盤にあれだけの人数を掛けた崩しを見せたハンブルガーSVは面目を保った。
2014/15 UEFA Champions League
Juventus 1-3 Barcelona
前線からプレスを仕掛けて、ペースを握ろうとするユベントスの立ち上がり。ワイドにピッチを使い、自分たちの流れを作るバルセロナ。先制点で見せた長短の緩急による崩しは見事。好守の切り替えも速い。ユベントスもシュートで終わる機会もあり、ノーチャンスではないが、バルセロナを崩すまでには至らない前半。後半は前線からの守備への意識が強まった感のあるユベントス。試合のポイントはユベントスの守備陣がバルセロナの攻撃に対してどこまで粘れるか、ポグバを中心に中盤でどこまでタメと起点を作れるか、テベスとモラタにどこまで前を向いてボールを預けられるかの3点。そういった意味では、同点ゴールは正にその形であり、守備から逆算して試合を考えるユベントスの象徴的な戦い方。ただ、少ないチャンスをものにできなかった。一方で同点には追い付かれたが、カウンターでも遅攻でも、独力でも個人でも相手を崩せるスアレス、ネイマール、メッシの3トップはやはり凄まじい。
KIRIN CHALLENGE CUP 2015
Japan 4-0 Iraq
柴崎は中盤と前線をつなげるリンクマン、攻撃の組み立て役として隔世の感。ザッケローニの時代から変わらないが、香川の最適な生かし方、試合によってムラが生まれることは改善できないか。もっと言うと、日本代表で以前にドルトムントで輝いていたような香川の姿は見たことがない気がする。ザッケローニ、アギーレの時代と「縦に速い攻撃」、「ラインを全体的にコンパクトに保つ」→「素早い好守の切り替え」、そこに「球際の強さ」が強調されたような印象。ボールを奪われた後に複数の選手で相手を囲む意識の強さを感じた。アジア相手には十分に計算できるが、強豪を相手にどこまで通用するか見てみたい。好守に強さは欠けることは否めず、強みである敏捷性をどこまで戦術に落とし込めるかが見物。
2018 FIFA World Cup Russia Qualifiers
Japan 0-0 Singapore
攻撃の運動量、間受け、積極的な縦パスが少ない。後半に入ってゴールを脅かすようなシュートが増えるが、硬さは否めない。スペースを作る動きやミドルシュート等、崩しの工夫がここまで感じられないのも珍しい。課題がこのタイミングで出たのは不幸中の幸いか。極端に引いてくるアジアの国々を相手にいかに得点するか、その戦いを極めながら、堅守速攻の戦い方も磨いてもらいたい。
UEFA EURO 2016 European Qualifiers
Wales 1-0 Belgium
ボールを持って押し込むベルギー、守備ブロックを作ってカウンターから活路を見出そうとするウェールズ。ナインゴランのお粗末なバックパスからベイルがしっかりと決めて先制。後半にルカクが入り、ベンテケも含めてシンプルにサイドからクロスを狙う形。ボールを支配されながら、決定機を作られなかったウェールズの守備の強さは素晴らしい。タメとボールを前に運ぶことができ、決定的なチャンスを作り出せるベイルという飛び道具に、強い守備が合わさった好チーム。
2015 Copa América
Brazil 0-1 Colombia
ブラジルの弱体化が印象的。特に攻撃陣に厚みが感じられず、ネイマール頼み。
FIFA Women's World Cup Canada 2015
Japan 2-1 Netherlands
崩しの過程がスムースな日本。後方からの縦パスも、サイドからも、複数の選手が絡む分厚い攻撃を披露。ただ、チャンスの割にシュートが枠に飛ばない。オランダはカウンターと背後へのロングボールから活路を見出そうとするが、決め手に欠ける。後半に入ってオランダも前線にボールを運べるようになって盛り返す。イーブンな展開の中、日本の2点目の崩しは見事。日本の特徴である足元の技術と運動量が出ている。
2015 Copa América
Argentina 0-0 Colombia, PSO 5-4
攻めるアルゼンチン、守ってカウンターを狙うコロンビア。メッシ中心の攻撃ではあるが、アグエロ、ディマリア、パストーレと絡む攻撃陣は魅力的、どこからでも崩せる。コロンビアは前半はゴール前にボールを運ぶこともままならない。守備は粘り強い。アルゼンチンは多くの決定機を生かせず、PK戦で決着。終わってみれば薄氷の勝利。
FIFA Women's World Cup Canada 2015
Australia 0-1 Japan
高い技術、豊富な運動量によって生まれる、複数の選手が絡んだ分厚い攻撃、効果的なポジションチェンジ、好守の切り替えも速く、日本の持ち味を存分に発揮。前掛かりになって空いたスペースをドリブルで突かれることもあったが、守備も堅く、要所を締めた。宇津木は好守に利いていて、物凄い存在感。
2015 Copa América
Chile 1-0 Uruguay
ボールを持って攻めるチリ、守備ブロックを作り、カウンターを狙うウルグアイ。派手さはないが、南米らしい、技術の高さが感じられる攻防。チリの中盤は圧倒的で、特にバルディビアのパスにセンスの高さが感じられる。ウルグアイの守備もごディンを中心に相変わらず堅い。
2015 Copa América
Chile 2-1 Peru
拮抗した立ち上がりだっただけに、サンブラーノの退場が残念。その後はチリがボールを支配するが、ペルーもゲレーロとファルファンがカウンターからチャンスを作る。特にゲレーロのスピードと強さが驚異的、単独で打開できる。特にチリに感じられることだが、引いた相手を崩す工夫、スペースを作る動き、パスやドリブルも交えて、技術の高さを本当に感じる。その中でバルガスが決めた2点目のような飛び道具もあり、物凄いレベルの高さ。
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