『海の底』

有川浩の『海の底』『塩の街』『空の中』と同様に、ライトノベルとしての軽やかさと読みやすさを残しながらも、奇抜な設定ながら、現実に起こった場合を想定したストーリーのリアルさが印象的な作品です。青さや甘さは著者の作品ならではですが、それぞれの登場人物の描写がディテールに富んでいて、人となりが読者に伝わることも、作品の魅力ではないでしょうか。

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