『銀翼のイカロス』

池井戸潤の『銀翼のイカロス』は半沢直樹シリーズの最新作です。これまでの作品と同様に旺盛で切れ味の鋭い批判精神が随所に見られ、面白さに魅了され、どんどんと読み進めることができます。日本航空の経営再建に際した、民主党政権下でのJAL再生タスクフォース、事業仕分け、官僚制度改革、メガバンク内部の派閥争いや政治家との癒着等、取り上げられたテーマはどれも共感が持つことができ、生活者の目線を著者が理解していることを実感します。

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