Football Match Reviews for March

March
2014 J.LEAGUE Division 1
Cerezo Osaka 0-1 Sanfrecce Hiroshima
フォルラン、柿谷、南野と並ぶセレッソの前線に可能性を感じるが、連携不足は否めない。セレッソのペースが序盤から続くが、後半は広島のカウンターが冴え渡る。試合全体のペース配分を考えた戦い方か。トラップやドリブル等、細かいミスが散見されるのはいただけない。

2013/14 Lega Serie A
Roma 0-0 Internazionale
インテルのロングボールを中心とした攻撃に手を焼くローマ。守備も堅く、ローマにサッカーをさせないインテルの老獪な戦い方。ローマは得意のショートカウンターに持ち込めない。ピアニッチが入り、ローマは中盤でタメが生まれ、主導権を奪う。ナインゴランも躍動。華やかな展開は見られなかったが、両チームの「意志」がしっかりと表現された、興味深い試合。

KIRIN CHALLENGE CUP 2010
Japan 4-2 New Zealand
浮き足立つ相手を序盤から攻め立て、日本が一気に4得点。シュートまでの流れは相変わらず日本の俊敏な攻撃の特徴が出ているが、ニュージーランドのミスに助けられた感が強い。後半の2失点もいつものように前掛かりになった手薄な守備を突かれた形。現在の日本はゴールを期待できるが、守備を犠牲にしているのも事実。守備のタレント不足も否めない。

2013/14 Bundesliga
Hoffenheim 2-4 Mainz
作ったチャンスだけを見れば、明らかにホッフェンハイムの勝ち試合。バイタルエリアの空いたスペースを効果的に突き続ける。マインツは「偶発的」と言えるシュポ=モティングのゴールから流れを一気に手繰り寄せる。ホッフェンハイムは守りの姿勢から浮き足立ったか、その後は攻撃に出てもマインツにカウンターを許す悪循環。岡崎の献身的な守備、高い決定力が光った。

2013/14 Barclays Premier League
Man. United 0-3 Liverpool
リヴァプールの独壇場。スアレスとスタリッジの凄まじい推進力にマンチェスター・ユナイテッドの守備陣は翻弄され続ける。攻守に運動量も豊富。攻撃では常に多くの選択肢があり、守備では相手にスペースと時間を与えない。マンチェスター・ユナイテッドは相変わらずサイドからの攻撃一辺倒。意図して作った好機はほとんどなく、サイドで詰まる展開は改善が見えない。チームの完成度に歴然の差。

2013/14 UEFA Europa League
Fiorentina 0-1 Juventus
序盤はフィオレンティーナのペース。ホームの声援による後押しを受けて、ユベントスを攻め立てる。ユベントスは攻め込まれる時間が続くが、堅守をベースとした安定感のある戦いぶり。焦りを感じさせず、テベスやピルロ等、時折見せる選手たちの個の輝きが圧倒的。拮抗した試合内容だが、個の力量差に地力の差を感じた。

2013/14 Barclays Premier League
West Ham 0-2 Man. United
非常に大味な試合。ウェストハム・ユナイテッドのロングボールを主体とした攻撃にマンチェスター・ユナイテッドも大半は付き合ってしまったような印象。見所はルーニーがハーフウェイライン付近から決めたスーパーゴールのみ。マタ、ルーニー、香川が絡む攻撃はフィニッシュまで持ち込める可能性も高まるが、チーム全体が意図して組み立てているようには感じられない。

2013/14 Liga BBVA
Real Madrid 3-4 Barcelona
極上のエル・クラシコ。全ての局面、特に両チームの攻撃力が際立つ、ハイレベルな戦い。因縁も絡まり、選手たちと観客のテンションも最高潮。決定機はレアル・マドリードがバルセロナを上回る。劣勢の中、一瞬で流れを変えるイニエスタやメッシの個の力はさすが。判定も非常にフェアで、面白い試合を作り上げていたが、最後のPKの判定が水を差した。

2013/14 Barclays Premier League
Man. United 4-1 Aston Villa
序盤はアストン・ヴィラのペース。マンチェスター・ユナイテッドは選手間の距離が遠く、ボールキープできない。良くも悪くも、ルーニーの出来がチームの結果に大きく影響するような状態。「ルーニー頼み」。マタや香川等、他の選手の質も悪くないが、単調な攻撃は相変わらず。

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