Football Match Reviews for February

February
2013/14 Lega Serie A
Juventus 3-1 Internazionale
ユベントスとインテルとの間に圧倒的な力の差を感じた試合。ユベントスは攻守のバランスが素晴らしく、選手の特性もバリエーションが豊富。試合をコントロール。インテルは相手陣内まで攻め入るが、ペナルティエリア付近でボールを回すばかり。ユベントスのミスから生まれたチャンスも生かせず、ユベントスを相手にFWがパラシオのみでは限界が見える。

2013/14 Barclays Premier League
Man. United 2-2 Fulham
マンチェスター・ユナイテッドの攻撃はサイドからのクロス一辺倒。相手からも予測を立てやすく、創意工夫のかけらも感じられない。ホルトビーのパスからシドウェルが決めたフラムの先制点は3人目の動きと相手の裏を突いた、得点するためのお手本のような形。現在のマンチェスター・ユナイテッドに最も足りない要素。クロスを上げ続けるのであれば、その戦術に適した選手を補強すべきと感じるが、マタを獲得したり、チームが迷走している感も否めない。相手からすれば、こんなに対策を立てやすいサッカーはない。

2013/14 UEFA Champions League
Arsenal 0-2 Bayern
序盤はアーセナルの速いテンポの攻撃に圧倒されるバイエルン。PKを奪われるが、ノイアーの威圧感の前にエジルがPKを失敗。シュチェスニーの退場も重なり、その後は最後までバイエルンのペース。各選手の距離感も個性の構成も粒ぞろいで素晴らしい。バルセロナのサッカーに高さ、強さ、速さを加えたような隙のないチーム。

2013/14 UEFA Champions League
Man. City 0-2 Barcelona
バルセロナにボールを支配されるマンチェスター・シティ。シルバやヤヤ・トゥーレを中心にチャンスも作るが、想像以上に歯が立たない。終盤まで粘るが、アウヴェスに痛恨のゴールを許す。バルセロナは強いが、以前から躍動感が薄れ、停滞感は否めない。

2013/14 UEFA Champions League
Olympiacos 2-0 Man. United
マンチェスター・ユナイテッドの停滞がとにかく露見された試合。攻撃ではサイドにボールを送り、クロスを上げる繰り返し。オリンピアコスの守備ブロックを崩せず、ペナルティエリアにほとんど踏み込めない。運動量も少なく、3人目の動きも皆無。パスは各駅停車で選手間の距離も遠い。守備陣もスピードに弱く、浮き足立つ場面が目立った。オリンピアコスの基本に忠実な素早いプレス、カウンター攻撃も際立ったが、それ以上にマンチェスター・ユナイテッドが展開するサッカーの質があまりにも低い。選手たちからも熱量が感じられない。

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