『Phone Booth』

『Phone Booth』はシンプルな舞台設定が何よりも素晴らしく、主人公であるスチューを中心にその中で繰り広げられる、スリルに満ちた極限状態はとても見応えがあり、観客もその緊迫感に引き込まれていきます。ストーリーに中でスチューが様々な外的要因から追い込まれているにも関わらず、生活における虚飾や何気ない嘘等、本当に自身を省みているようで、感じる恐怖はもちろんのこと、最終的に浄化まで至る過程は感動すら覚えます。情報技術の発達、四方八方から「監視」されているような現代を上手に風刺しています。

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