Football Match Reviews for August

August
Audi Cup 2013
Man. City 5-3 Milan
両サイドを徹底的に崩されるミラン。守備が壊滅状態。ペースを落としたマンチェスター・シティの隙を突いてエル・シャーラウィを中心に反撃するが、大量失点が重くのしかかる。プレシーズンではあるが、ミランの地盤沈下が垣間見える。

2013/14 Bundesliga
Hertha 6-1 Frankfurt
序盤は両チームの間で主導権が度々変わる。その後は徐々にヘルタ・ベルリンのペースに。数人が連動した素早い守備、チーム全体で縦への意識が強く、鋭いカウンターがフランクフルトの守備を切り裂く。前線にはアラギ、ベン=ハティラ、バウムヨハン等、強い個性も揃う。反対にフランクフルトは序盤以外はチャンスすらほとんど作れず、拙さだけが浮き彫りに。

2013/14 Bundesliga
Hoffenheim 2-2 Nürnberg
複数の選手が連動した素早く囲む守備、攻守の切り替えの早さが効き、ホッフェンハイムのペース。判定は若干、ニュルンベルク寄りか。ホッフェンハイムは後半に疲れが見え始め、ニュルンベルクも2点を返す。この粘り強さはさすが。清武抜きではほとんど攻撃の形を作れないが、要所を締める試合運びは「負けないニュルンベルク」らしい。

KIRIN CHALLENGE CUP 2013
Japan 2-4 Uruguay
コンフェデレーションズカップに引き続き、格上の相手にオープンな戦いを挑んだ日本。香川と本田を中心にある程度、前線でキープできて攻撃の形を作れることはコンフェデレーションズカップでもこの試合でも分かる。ただ、前掛かりになった後にボールを失い、空いたスペースを突かれて失点を重ねることも変わらず。教訓が全く生かされていない。日本の攻撃は目に見えて進化したが、守備における個の力は伸びていない。そんな事実が顕著に見えた試合。次の試合でのスタンスの変化が見物。

2013/14 Barclays Premier League
Swansea 1-4 Man. United
スウォンジ・シティの軽快なパスワークに翻弄されるマンチェスター・ユナイテッド。選手間の距離もバランスが良く、ワイドに開いて複数の選手が絡む。攻守に運動量も豊富。しかし、ディフェンスラインの詰めが甘く、2点を先行される。現在のマンチェスター・ユナイテッドは正に「ファン・ペルシのチーム」。ゴール前でボールを預ければ決定的な仕事をする。絶対的な存在。

2013/14 Bundesliga
Freiburg 1-2 Mainz
ボールを持って攻めるフライブルク、カウンター中心のマインツ。マインツが押し気味。緊張感が持続した好ゲーム。流れそのままにマインツが素晴らしい崩しから立て続けに2点を先取。突出した選手はいないが、確かな技術を持った選手たちが攻守に躍動、運動量も豊富。

2013/14 Bundesliga
Mainz 3-2 Stuttgart
両チームともにゴール前まで攻め切る、攻撃的で見応えのある展開。シュトゥットガルトは選手のタレントで上回るが、マインツも運動量や規律等、攻守にチームとしてのまとまりが伝わる。シュトゥットガルトはミュラーの再三の好セーブの前に万事休す。攻守における岡崎の献身性も目立った。

2013/14 UEFA Champions League
PSV 1-1 Milan
PSVの若さ溢れる勢い、運動量、試合運びの拙さ。ミランの経験によって培われた余裕のある試合運び、PSVに攻めさせてカウンターで突いて要所を締めるが、同時に慢心のようなものも感じられる。そんな構図が凝縮されたような試合。エル・シャーラウィの鋭い突破が随所に光る。

2013/14 UEFA Champions League
Schalke 1-1 PAOK
序盤のイーブンな展開からその後はシャルケがボールを持って攻めるペースに。しかし、ボールは持つが、決定機は少ない。PAOKは粘り強い守備を続け、値千金のアウェーゴールを奪う。シャルケは全体的に安定しているが、特に決め手も見当たらない。ファルファンの故障も痛い。

2013/14 Bundesliga
Hertha 1-0 Hamburg
膠着した状態が長く続き、その後はヘルタ・ベルリンのペースに。ハンブルガーSVも決定機を度々迎えるが、決め切れない。非常にファウルが多く、止まる時間が多い。ヘルタ・ベルリンはロニーが入って流れが加速。素晴らしい左サイドの崩しからラモスが先制ゴール。粘り勝ち。

2013/14 UEFA Champions League
PAOK 2-3 Schalke
膠着したイーブンな試合。両チームともに「結果」を意識して、失点を恐れる展開。ストッフに再三、サイドを中心に攻撃の起点を作られ、シュートまで持ち込まれるシャルケが後手か。ディフェンスラインの裏も何度も突かれ、危なっかしい試合運びだが、勝ち切る勝負強さはさすが。ドラクスラーの攻撃センスの高さが随所に光る。

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