Football Match Reviews for April

April
2012/13 UEFA Champions League
Bayern 2-0 Juventus
前線からのプレスと寄せの速い守備でユベントスに攻撃の形を作らせない。ロッベンが入り、勢いが加速。ユベントスをさらに押し込む。バイエルンは完璧に近い試合運び、攻守に安定感抜群。

2012/13 UEFA Champions League
PSG 2-2 Barcelona
目まぐるしい攻防。前半はパリ・サンジェルマンの堅守に苦労するが、アウヴェスの見事なパスからメッシが先制点を決める。後半は拮抗した展開。2度も追いつき、パリ・サンジェルマンは次戦に望みをつなげる。バルセロナと互角の戦いを演じ、このレベルでもパリ・サンジェルマンは強いことを印象付けた。

2012/13 Barclays Premier League
Reading 0-2 Southampton
レディングはサウサンプトンの左サイドを深くえぐってチャンスを作るが、決め切れず。サウサンプトンは見事な連携からロドリゲスが先制点を決め、流れを引き寄せる。その後は安定した戦いぶり。テクニカルな選手が揃い、運動量も豊富。縦パスもどんどん入り、流れるような攻撃を披露。

2012/13 UEFA Champions League
Malaga 0-0 Dortmund
寄せの速い網のようなドルトムントの守備に苦しむマラガ。序盤からドルトムントが押し気味。決定機を多く作るが、あと一歩及ばず。終盤はイーブンな展開。マラガは攻められながらも、アウェーゴールを許さず、価値のある引き分け。

2012/13 UEFA Champions League
Dortmund 3-2 Malaga
壮絶な試合展開。縦に速い攻撃と前線からの寄せの速い守備は健在だが、引かれた相手に苦しむドルトムント。ホアキンの先制点がドルトムントに重くのしかかる。決定機をカバジェロに何度も防がれるが、終盤のパワープレイから粘りの逆転劇。マラガは終盤に浮き足立ったか。

2012/13 Barclays Premier League
Man. United 1-2 Man. City
カウンターのマンチェスター・ユナイテッドとポゼッションのマンチェスター・シティ。シルバを軸とした攻撃が機能し、優勢に試合を進める。決勝点はアグエロの強靭なフィジカルが光った。優勝争いも趨勢が見えている中、マンチェスター・ユナイテッドのサッカーは実に淡白。カウンターでこそ香川を生かせる気もするが。

2012/13 UEFA Champions League
Juventus 0-2 Bayern
バイエルンの守備組織を前にほぼノーチャンスのユベントス。前線からのプレス、寄せの速さ、ゴール前も隙がなく、徹底的。バイエルンは攻守に個人と組織のハイレベルな融合。

2012/13 UEFA Champions League
Barcelona 1-1 PSG
パリ・サンジェルマンはラインを高く保って応戦。ルーカスのドリブル突破からチャンスを作り、優位に試合を進める。そのままの流れからパストーレが先制点を決める。停滞するバルセロナはメッシが入り、流れが一変。前線でボールが動くようになり、ペドロの同点ゴールにつながる。バルセロナは薄氷の引き分け。

2012/13 Barclays Premier League
Southampton 1-1 West Ham
拮抗した好ゲーム。後方からどんどんと入る縦パスと運動量が連動したサウサンプトンの攻撃は魅力的。ミスも多いラミレスだが、先制点をもたらす。ウェストハムの守備も常にスペースを与えず、集中力を保った。

2012/13 Bundesliga
Frankfurt 1-0 Schalke
中盤を省略した直線的な攻めが目立つ両チーム。互角の戦い。フランクフルトはセットプレーから先制し、ニコロフが再三の好セーブでチームを救う。乾はシュート、ドリブル、カウンターと攻撃を牽引し、存在感を発揮。

2012/13 Bundesliga
Nürnberg 0-1 Fürth
ガイスの素晴らしいミドルシュートからフュルトが先制。ガイスのシュート力が目立つ前半。ニュルンベルクが押し気味に試合を進め、再三のセットプレーからゴールに迫るが、チャンスを生かせず、痛い敗戦。フュルトは粘りの勝利。

2012/13 Barclays Premier League
Man. United 3-0 Aston Villa
ファン・ペルシの目覚ましい活躍、特に2ゴール目は後方からの難しいボールをよくコントロールした。ルーニーが中盤に下がり、流れるような攻撃を披露。ボールを失った際の守備はスペースが空き、難は残るが守備陣がしっかりとカバー。マンチェスター・ユナイテッドは余裕の試合運び。

2012/13 UEFA Champions League
Bayern 4-0 Barcelona
バイエルンがバルセロナを粉砕。シュヴァインシュタイガーを中心とした守備を前にバルセロナはほぼノーチャンス。屈強なフィジカル、素早い寄せを繰り返す運動量、高い集中力、感じる圧力は相当なもの。バルセロナの弱点であるカウンターとセットプレーを効果的に突き、得点を重ねる。「バルセロナ的」な高い技術も持ち合わせ、守備も穴らしい穴が見当たらない。バイエルン時代の始まりを証明してみせた。バルセロナはメッシ以外の得点源がないようでは厳しい。

2013 AFC Champions League
Urawa Red Diamonds 3-2 Guangzhou Evergrande
両サイドがフリーになる場面が多い浦和。前半は動きが少なく、足下へのパスが目立ったが、後半に入って縦パスと3人目の動きが増えて流れを呼び込む。判定の不安定さは「アジアらしい」。キックやボールロスト等、拙いミスが浦和に目立った。

2012/13 UEFA Champions League
Dortmund 4-1 Real Madrid
レヴァンドフスキのゴール前での冷静な動きは驚異的。ドルトムントの縦に素早く、効果的な攻めは相変わらず。プレスを弱め、引いて守ってセカンドボールをしっかりと拾ったドルトムント。レアル・マドリードはフメルスのミス以外はゴールにほぼ近づけず。

2012/13 Barclays Premier League
Arsenal 1-1 Man. United
優勝を決めたマンチェスター・ユナイテッドは緩んだ雰囲気。チャンピオンズリーグ出場を目指すアーセナルは大事な試合だが、リズムに乗り切れず、優勢な試合運びができない。両チームともにゴール前でのミスが多い印象。

2012/13 UEFA Europa League
Basel 1-2 Chelsea
モーゼスの屈強なフィジカルと前への推進力が目立つ。CKから先制点も決め、際立った活躍。バーゼルもチームとしてバランスに優れた印象。ゴール前に迫る場面も多いが、あと一歩が足りない。終盤にPKを与えられた判定は不可解。ルイスはミスも多いが、違いを作れるフィジカルや技術の高さは傑出している。

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