Football Match Reviews for February

February
2012/13 Barclays Premier League
Fulham 0-1 Man. United
静かな立ち上がりから、両チームともにゴールに迫る回数が増える、直線的な展開。惜しいチャンスが非常に多い。ルーニーの基本技術の高さに改めて感心。苦しみながらも勝ち切る、マンチェスター・ユナイテッドの強さはさすが。

2012/13 Bundesliga
Nürnberg 2-1 Mönchengladbach
全体的に低調な試合。ニュルンベルクの攻撃はカウンターとセットプレー頼み。微妙な判定から生まれたPKによる先取点がメンヒェングラートバッハを最後まで苦しめたか。清武のボール奪取、スピード、視野の広いアシストから生まれた2点目のカウンターは見事。貴重な勝利。

KIRIN CHALLENGE CUP 2013
Japan 3-0 Latvia
前半はもたつく場面が多かったが、連携にも徐々に慣れ、ボールがスムースに回るようになる。効果的な縦パスが何本も入り、攻撃を活性化。日本の成長の証でもあり、攻撃の生命線。

2012/13 Barclays Premier League
Southampton 3-1 Man. City
サウサンプトンは攻守に運動量が豊富。人数をかけた攻撃と前線からの積極的な守備がマンチェスター・シティを苦しめる。マンチェスター・シティはアグエロ、シルバ、ナスリ等が絡んだ有機的な攻撃が見せられず、つまらないミスも響いた。コンディションとモチベーションの差か。

2012/13 UEFA Champions League
Celtic 0-3 Juventus
前線から猛烈なプレスを仕掛けるセルティック。勢いが凄まじいが、前線へのロングボールから、DFとGKの隙を突かれて痛恨の失点。前半は決定機も多く作り、完全にセルティックの流れ。ペースは落ち着くが、後半もセルティックが優勢。劣勢の中、ショートカウンターからユベントスが立て続けに得点。隙やモチベーションの低下を突いた、ユベントスの試合巧者ぶりが印象的。点差ほど内容は開いておらず、セルティックは残念な敗戦。

2012/13 UEFA Champions League
Real Madrid 1-1 Man. United
前半はレアル・マドリードの分厚い攻撃が際立つ。マンチェスター・ユナイテッドのディフェンスラインの前をコンビネーションで効果的に突き、再三の好機を作り出す。マンチェスター・ユナイテッドはレアル・マドリードのカウンターに特別な対策を立てたようには感じられないが、ゴール前の守備はさすがに堅い。最終的には妥当な結果か。デ・ヘアの好セーブの数々にも救われた。香川はこのレベルで背負ってキープできず、捌けずでは厳しい。

2012/13 UEFA Champions League
Shakhtar Donetsk 2-2 Dortmund
ドルトムントにボールを持たせる時間が多いシャフタール・ドネツク。ホームで慎重な戦い。ドルトムントはサンタナが守備の穴、危なっかしい。一進一退の展開。終盤にCKからフメルスのゴールで追いつき、ドルトムントの粘り勝ち。

2012/13 UEFA Europa League
Internazionale 2-0 CFR Cluj
CFRクルジュの前線からのプレスに押し込まれるインテル。カウンターから先制するが、危なっかしい試合運び。後半は疲れもあり、インテルの流れとなるが、終盤まで得点を決められず。パラシオの追加点は貴重。ガルガーノは圧巻の運動量、特に守備で効いていた。判定が全体的に不安定。

2012/13 UEFA Europa League
Stuttgart 1-1 Genk
シュトゥットガルトが若干、優勢に試合を進めるが、ほとんど互角。とてもイーブンな展開。リードしていただけに、シュトゥットガルトは終盤の失点が悔やまれる。

2012/13 Bundesliga
Nürnberg 2-2 Hannover
ニュルンベルクの前線からのプレスに押し込まれるハノーファー。ニュルンベルクは清武経由でチャンスを作ろうとするが、バイタルエリアを崩すアイデアや攻め手に欠ける。金崎が入って流れが少し変わったが、セットプレー頼みの攻撃は相変わらず。相手のミスを逃さず、ハノーファーは効率的な2得点。終盤のポルターの同点ゴールは値千金。

2012/13 Lega Serie A
Fiorentina 4-1 Internazionale
フィオレンティーナがインテルにサッカーをさせず。攻守のコンパクトさと切り替えの早さ、前方にボールを当てて後方から選手がどんどん追い越す、人数をかけたワイドな攻撃は見応え十分。クアドラード、バレロ、ヨヴェティッチ、リャイッチ等、個性の違う様々な選手が有機的に絡む。インテルは全体的に間延びし、運動量も少ない。カッサーノに依存した攻撃に明るい未来は感じない。

2012/13 Barclays Premier League
Liverpool 5-0 Swansea
リヴァプールの一方的な流れ。スウォンジ・シティはメンバーを落とし、攻撃もままならない。スアレスとスタリッジのコンビは魅力的。ボールキープ力、推進力、攻撃の組み立てもできて、決定的な仕事もできる。

2012/13 UEFA Champions League
Arsenal 1-3 Bayern
序盤のアーセナルの攻勢を凌ぎ、その後はバイエルンの強さだけが目立った。中盤での速い寄せに苦しみ、突破しても堅固なディフェンスラインを崩せない。アーセナルの攻撃はサイドに追いやられ、前線に高さもなく、迫力不足。人数も足りない。バイエルンはホームのような余裕の戦い。失点も誤審によるCKから生まれた1点のみ。

2012/13 UEFA Champions League
Milan 2-0 Barcelona
ミランは完璧に近い試合運び。特に守備が素晴らしく、数人が連動して前線と中盤で寄せの速いプレスを終始続けた。引いても、スペースを埋め続けて、バルセロナをペナルティエリアから締め出した。カウンターでSBの裏のスペースをエル・シャーラウィとボアテングが効果的に突き、得点につなげた。

2012/13 UEFA Champions League
Galatasaray 1-1 Schalke
前半はほぼ互角の展開。ブラク・ユルマズのゴールは後方からの難しいボールをヒールでコントロールしたトラップがとにかく素晴らしい。アウェーながら、シャルケも攻撃的な姿勢でカウンターから貴重な同点ゴール。後半はスナイデルが抜け、前線が孤立気味でロングボール中心。その中でドログバが攻撃を牽引し、個人技の高さと強さが目立った。

2012/13 UEFA Europa League
CFR Cluj 0-3 Internazionale
前半のインテルの先制点が効いた。アルバレスの突破からのパスで勝負あり。その後は流して、楽な試合運び。

FUJI XEROX SUPER CUP 2013
Sanfrecce Hiroshima 1-0 Kashiwa Reysol
組織の完成度も含め、全体的に広島がやや優勢か。佐藤のキレのある動きが目立った。一瞬の動き出しとコントロールから生まれたゴールが素晴らしい。

2012/13 Bundesliga
Stuttgart 1-1 Nürnberg
両チームの攻撃が雑な試合。攻め急ぎ、ミスによってシュートで終わらない場面が非常に多い。特にニュルンベルクが目立つ。ボールを落ち着かせて、捌ける選手が中盤の底にいれば改善する気もするが、周囲も直線的な選手が多い。

2012/13 Barclays Premier League
Newcastle 4-2 Southampton
サウサンプトンが早々にシュネデランの見事な流れからのゴールで先制するが、ニューカッスルの圧力に押し込まれる。特にシセ、シソコ、ティオテのパワーとスピードを前面に、サウサンプトンの両サイドバックとのミスマッチを突く。サウサンプトンも粘るが、途中出場したフォックスの軽卒なプレーが響いた。

2012/13 Lega Serie A
Internazionale 1-1 Milan
ミランが前線のタレントのバリエーションと質で勝り、内容にも顕れる。インテルはミランに決定機を多く作られるが、ハンダノヴィッチを中心に守り切った。劣勢の中で貴重な引き分け。

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