『BMW物語―「駆けぬける歓び」を極めたドライビング・カンパニーの軌跡』

『BMW物語―「駆けぬける歓び」を極めたドライビング・カンパニーの軌跡』はドイツの自動車メーカー、BMWについて事細かに書かれた作品です。成功も失敗も含めた現代までの歴史、デザイン、未来等、400ページを超える中で綿密に描かれています。デザインやBMW車を運転する魅力等、「究極のドライビング・マシーン」を体現する妥協のない独自性が十分に伝わります。使われている表現が多く、長く、著者であるデイビッド・キーリーの言葉を意訳せず、訳者である嶋田洋一は直訳したような印象を受けます。そう感じるほど、重厚な作品です。

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