Football Match Reviews for February

February
AFC Asian Cup Qatar 2011
Uzbekistan 2-3 Korea Republic
ウズベキスタンのプレスが緩い。韓国のリズミカルでテンポの速いパス回しが印象的。具滋哲が決めた先制点はカウンターアタックの理想型。韓国は前半でリードを奪うが、後半に入って動きが鈍くなり、ウズベキスタンに押し込まれる。見事なトラップから鋭い切り返しで李正秀を抜いて決めたゲインリフのゴールは素晴らしい。韓国は苦しみながらもリードを守った。

2010 FIFA World Cup South Africa
Uruguay 2-3 Netherlands
ウルグアイの特長は全体的に自陣に引いた守備体系とボール奪取後のゴールに直結した動きの速さ。前線から厳しいプレスで追い込み、攻撃に転じるとカバーニやフォルランにボールを預けてゴールを目指す。効率的なシステム。前半に決まったファン・ブロンクホルストとフォルランのゴールは滅多に見られない見事なロングシュート。後半に入ってもオランダはウルグアイの守備に苦しむが、一瞬の隙を突いて決めた2ゴールにオランダの伝統国としての強さを感じた。

2010/11 Lega Serie A
Internazionale 3-2 Palermo
パレルモの強さ以上にインテルの左サイドの弱さが目立つ前半。特にサントンの守備は重心が高く、不安定。インテルはマイコンを中心に攻めるが、前半は得点を奪えず。後半からカルジャとパッツィーニが入り、流れが変わる。カルジャは攻撃で有効な動きを何度も見せ、パッツィーニは見事な動きで2ゴール。ジュリオ・セザルの守備も大きく勝利に貢献。

2010/11 Lega Serie A
Internazionale 5-3 Roma
インテルのチームとしての総合的な強さが印象に残った試合。守備が大味だが、各ポジションにレベルの高い選手が揃っている。スナイデルやマイコン等、ボールを前線に運び、ゴールを決められる選手がそれぞれの長所を消さずに共存している。ローマも強いが、インテルとは差が開く。

2010/11 Barclays Premier League
Chelsea 0-1 Liverpool
序盤からテンポの速い試合展開。チェルシーはドログバとフェルナンド・トーレスの2トップ、トップ下にアネルカを配置した前線で攻撃を組み立てるが、機能しない。アネルカにボールが入るが、リヴァプールの守備陣形も整備され、その後の攻撃がちぐはぐ。ランパードも以前では考えられないミスが目立つ。リヴァプールはしっかりと引き、チェルシーの攻撃を跳ね返し、効果的な攻撃を繰り出す。先制点もカウンターからラウル・メイレレスが決勝ゴール。ラウル・メイレレスはチームに馴染み始めた。チェルシーは終始ボールを持たされている感が強かった。

2010/11 Lega Serie A
Internazionale 1-0 Cagliari
インテルのピッチを大きく使ったサッカーが印象的。マイコンの精度の高いアーリークロスと長友の積極的なオーバーラップは攻撃のバリエーションとして面白い。カリアリに押し込まれる場面も目立ったが、インテルは全体的に危なげない試合運び。新戦力も台頭し、今後の試合に向けて収穫の多い試合内容。

2010/11 Barclays Premier League
Man. United 2-1 Man. City
序盤はマンチェスター・シティのペース。シルバを中心にペナルティエリアの脇を攻略するが、得点を奪えない。ナニを中心にマンチェスター・ユナイテッドも徐々に盛り返す。プレーが「クリスティアーノ・ロナウドに似た選手」の印象かあるが、チームの攻撃を牽引。特に対面のサバレタを終始圧倒し、先制点も決める。その後は一進一退の展開が続き、マンチェスター・シティが同点に持ち込むが、ルーニーのオーバーヘッドシュートで突き放される。滅多に見られない、見事な一撃。

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