『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』

『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』は2004年に始まり、現在でも続いているアムステルダム国立美術館の改装工事の舞台裏に密着したドキュメンタリー作品です。アムステルダム国立美術館に所蔵されている作品や美術館を改装するにあたっての美術的観点等も映画の中で取り上げられますが、それ以上に様々な関係者が作り出す複雑な人間模様が印象深いです。色々な人間が関わって意思決定においての度重なる提案や妥協の連続等、様々な仕事に起こり得る出来事が次々と浮かび上がります。題材はユニークでとても面白いですが、似た展開が時間を置いて連続して起こるため、中盤から間延びした印象を受けます。