Football Match Reviews for December

December
2010/11 Lega Serie A
Cesena 1-1 Parma
選手交代が奏功し、試合の終盤で盛り返したが、チェゼーナは中盤から前線でボールが収まらず、パルマに押し込まれた状態が長く続いた。ボグダニが孤立する場面が多く見られた。チェゼーナはカウンター以外の攻撃の組み立てに難がある。

2010/11 Barclays Premier League
Man. City 0-0 Man. United
前半から膠着した動きの少ない試合展開。マンチェスター・ユナイテッドはボールをキープするが、ボール回しに早さが欠ける。マンチェスター・シティは強固で堅実な守備が光るが、攻撃の連動性が見られず、チャンスを作れない。試合の終盤ではマンチェスター・ユナイテッドが圧倒的にボールをキープしてゴールに迫るが、得点を奪えずに引き分けで終わる。

FIFA Club World Cup UAE 2010
TP Mazembe 0-3 Internazionale
要所を着実に締めてインテルが勝利。危なげない試合運び。TPマゼンベの各選手も局面で並外れたスピードや動きの鋭さを見せるが、インテルとの間には歴然たる力の差が見受けられる。特にエトオの動きが秀逸。ストライカーとしての能力の高さに加え、ゲームを組み立てる動きでも出色の出来。安定感が生まれ、サッカー選手としての総合的な強さが増した印象。

2010 FIFA World Cup South Africa
Brazil 3-0 Chile
ブラジルの堅い守備が終始チリを苦しめた。複数の選手が連動してゴール前に流れ込むチリの攻撃が鳴りを潜めた。ブラジルは堅い守備に加え、カカー、ルイス・ファビアーノ、ロビーニョが繰り出す効果的で効率的な攻撃がチリを圧倒。「現実的」なブラジルの強さが見えた試合。左SBのミシェル・バストスのボールキープ力と力強いオーバーラップが印象に残った。

2010/11 Barclays Premier League
Man. City 0-3 Arsenal
フィジカルに優れたマンチェスター・シティがアーセナルのパス回しに翻弄された試合。序盤のボヤタの退場によってチーム全体のバランスが崩れた印象。セスクやナスリが織り成すパスを絡めた攻撃が見事。同等かそれ以上のレベルのクラブと対戦する際もパフォーマンスをキープしてもらいたい。マンチェスター・シティはチームとしてフィジカルの強い選手を集め過ぎた印象。

2010/11 Lega Serie A
Cesena 1-0 Cagliari
ヒメネスが前半に決めたゴールを守り切り、チェゼーナが勝利。ジャッケリーニとのコンビネーションから生まれたゴールは見事。チェゼーナは守備は堅いが、相変わらず中盤と前線でボールが収まらず、守備に時間を割く場合が多い。その中でジャッケリーニの運動量と前線への推進力は圧巻。中盤にカゼルタが起用され、守備も安定感が増した。

2010/11 Barclays Premier League
Arsenal 2-1 Fulham
ナスリのドリブルとボールキープ力がとにかく素晴らしい。速くて正確なパス回しと前線からの素早いプレスで序盤はアーセナルのペース。ナスリを中心にフラムの右サイドを制圧。ベアードが投入され、フラムも同点にして盛り返す。アーセナルのディフェンスラインは裏への飛び出しに弱さが見られる。一進一退の試合展開はナスリのゴールによって決着。

2010/11 Lega Serie A
Cesena 0-2 Bologna
ボローニャは序盤から長友サイドへのロングボールで起点を作ろうとする。ブリトスの左足から出される精度の高いロングボールが印象的。ディ・ヴァイオは年齢を重ねているにも関わらず、切れ味の鋭い動きを披露。ゴールからチャンスメイクを含め、ボローニャの攻撃を牽引。衰えが全く見られない。

2010/11 Barclays Premier League
Arsenal 3-1 Chelsea
試合はアーセナルの完勝に終わるが、一進一退の試合展開。アーセナルの強さ以上にチェルシーの弱体化が目立つ。チェルシーはセットプレーやロングボール等に頼った攻撃が続き、流れの中から得点機を作り出せない。ランパードも調子が悪く、中心的な役割が果たせない。

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