Football Match Reviews for October

October
KIRIN CHALLENGE CUP 2010
Japan 1-0 Argentina
シンプルで基本に忠実な攻撃と守備が目を引いた。パス回しに固執するのではなく、効果的に縦パスを繰り出す。ワールドカップの流れを受け継ぎ、守備でも連動した寄せでアルゼンチンに決定機を与えない。ボールキープ力に優れ、単独でシュートまで持ち込める香川と本田の存在が大きい。メッシは代表では輝けない。

2010/11 Barclays Premier League
Chelsea 2-0 Arsenal
チェルシーにあってアーセナルにない選手の肉体的な強さが目立った試合。個性の違いではあるが、局面での差が出る。アーセナルは余計な一手が多く、ゴールに直結した動きがもう少し欲しい。後半の終了間際に決めたアレックスのFKは圧巻。ラミレスもチェルシーの新たな個性として台頭。

2010/11 Lega Serie A
Catania 2-0 Cesena
前半からゴメスのドリブル、マスカーラの精度の速く、精度の高いプレースキックに苦しむチェゼーナ。ボールを失うことも多く、カターニアに終始押し込まれる。終盤に盛り返すが、先に失った2点が大きく、チェゼーナは完敗。

International Friendly Match
Korea Republic 0-0 Japan
試合を通して中盤で激しいプレスが応酬される。遠藤、香川、本田、松井の技術に支えられ、若干ではあるが、試合を優位に進める。試合は引き分けに終わるが、海外組の実力の高さが改めて証明された試合。特に本田のボールキープ力と懐の深さは異彩を放った。内田は前方への意識を強く持ちたい。

2010/11 Barclays Premier League
Man. City 1-0 Chelsea
マンチェスター・シティは前半からピッチを大きく使い、チェルシーに的を絞らせない。チェルシー以上にフィジカルを前面に押し出し、決定機を与えない。終始圧倒し、カウンターからのテベスの鮮やかなゴールで勝利。バリーやデ・ヨンク等、守備的な選手が多い印象を持っていたが、予想以上に攻撃と守備のバランスが素晴らしい。直線的な選手が多い中でシルバのドリブルがリズムに変化を与えている。途中出場したチェルシーのマクイクランの落ち着いたゲームメークが印象に残った。

2010/11 Lega Serie A
Cesena 1-4 Napoli
チェゼーナは前半からナポリの厳しいプレスに苦しめられ、ボールキープもままならない。ディフェンスラインも 下がり、防戦一方の展開。後半にパローロのゴールで先制するが、展開は変わらず、ナポリがチェゼーナを終始圧倒する。ラベッシのゴールに始まり、カバーニの投入で流れは完全にナポリに傾く。ハムシクも含めて前線のタレントが豊富でナポリの強さが目立った。

2010 FIFA World Cup South Africa
France 1-2 South Africa
南アフリカの各選手の能力が非常に高く、正確で速いパス回しがフランスを翻弄。チャバララの精度の高いCKから南アフリカが先制。追加点も決まり、前半で勝負を決める。フランスは後半から投入したマルダのボールキープ力と突破力に支えられ、流れを取り戻す。グループリーグ突破を目指した両チームだが、南アフリカは後半の失点が悔やまれ、フランスはピッチ外での騒動がチームに影響を与えた。

2010/11 Bundesliga
Dortmund 1-1 Hoffenheim
前線から中盤にかけての厳しくて速いホッフェンハイムのプレスに苦しめられるドルトムント。ホッフェンハイムは前半の早い時間帯にカウンターから先制。各選手の能力の高さに支えられ、ドルトムントはサイドを起点にプレスをかいぐぐるが、ホッフェンハイムの守備は乱れない。焦りに助長され、ボールが常に動く落ち着かない展開。ドルトムントは試合終了間際にFKを決めて引き分けに持ち込む。ホッフェンハイムの先制点が試合の大勢を決めた試合。

2010/11 Lega Serie A
Internazionale 0-0 Juventus
試合全体を通してインテルが若干、優位に試合を進める。ユベントスはクラシッチが加入して前線への推進力が増したが、エトオやスナイデルを中心としたインテルのインテルの攻撃陣と比べると明らかにタレント不足。守備にもジュリオ・セザルや
ルシオが揃い、穴が見当たらない。

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