『Charlie Bartlett』

『Charlie Bartlett』は爽やかな作品です。カウンセリングを通して生徒に薬を処方し始めたことは明らかに違法ではありますが、そこには持たれるべき対話が存在していました。学校内で地位を築くために始めたカウンセリングではありますが、チャーリーを通して自分の本当の気持ちに気付いたり、行動を起こすようになったり、前向きに物事が動きます。しかし、それと同時に自分の影響力の拡大に違和感も覚えたチャーリーは最終的に、他人の言葉を鵜呑みするのではなく、自分で考えて行動する重要性に気付きます。ただのコメディではなく、人間が内面に抱えている問題も上手に表現されており、好感が持てます。チャーリーが着ているTシャツもメッセージが込められており、面白いです。